ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

-考察-雪国で稼ぐための10の冬仕事。

2015/01/29

 

自然豊かな里山といえど、僕の住む地域では雪がめちゃくちゃ降ります。

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もう、ほんとめちゃくちゃ。

雪の回廊もどきがそこら中にあるし、田んぼや畑は、山々は雪に埋もれてるし。

 

雪が最大3m以上も積もるから、ハウス栽培をやろうモノなら維持が大変すぎて想像もしたくありません…笑

 

雪に覆われた地域で、冬にどうやって稼ぐのかというのは、今の時代は大きな課題…

 

一昔前であれば、伐採した木を炭焼きし、その炭を俵に詰めて(『炭俵』と言います。)、街へ販売していた。

これを冬の生業になっていたそうですが、エネルギー革命で石油が入ってきてからは、炭焼きの仕事も無くなり、合わせて木材も輸入品に押され、林業も廃れていってしまった。

それ以降、みな都会へ出稼ぎに行ったようです。

 

裏返して言えば、今、里山や雪国の冬にはこれといった仕事がないのも現状です。

 

「温泉でも出ればいいのにな…」

 

なんてそんな絵空事を描いても仕方がなく。

 

会社員であれば良いけれど、僕のように2年半後に無職のプータローになりかねない者にとって、冬の時期にいかにして生活費を稼ぐか!というのはかなり重要。

※冬だけじゃなく、一年通じて稼がなければいけないのですが…笑

 

地元の人は、除雪や雪下ろしが大きな収入の柱としています。

 

除雪の場合、行政に予算があって、除雪作業に携わっている人に支払われるような仕組み。

インフラ整備という意味で無くてはならない大切な仕事ではありますが、生産性という意味では『?』がつくような…。

勿論、毎日除雪の恩恵を受けていてめちゃくちゃ助かっているのですが、屋根の雪下ろしや除雪だけを冬場の生業にしていけるのか?という疑問もある。(天気次第だし、既に従事している人がいるので、仕事の奪い合いはしたくない。)

 

雪と闘いまくって約半年を過ごすのは個人的にあまり気が進まないので、除雪以外にも稼げる手段はないものか…

 

基本的に、街へ働きに出ることは想定せず、積雪3mもなる里山で稼げそうな事を考えてみました。

雪国で稼げそうな10の冬仕事

1.屋根の雪下ろし

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雪下ろしは一回15,000円くらいが相場のようです。危険を伴う作業なので、地方とはいえ金額は高くなるのですね。地域によって雪下ろしの回数は様々ですが、僕の住む地域はワンシーズン3~5回/軒。

しかし、これは長い目で見たときには展望があまりない仕事だと思います。地方では高齢者が圧倒的に多く、雪下ろしをお願いしてくれるであろう方々が少なくなってくる。最近の家は落下式の屋根が多いですしね。

 

2.除雪作業(除雪車を使った除雪作業)

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大型特殊免許が必要。ただし、夜間(夜~早朝)は一回12,000円くらい貰えるし、昼間でも10,000円くらい貰える。僕の住む地区の場合だと、一回4時間くらいで終わるそうです。4時間で12,000円だからかなり割が良い仕事ですよね。一週間に5回位出ているので、一ヶ月にしてみれば結構稼げるんじゃないかと思う。

ちなみに除雪車は2人1組でなければいけないのですが、サポート役の人は一回8,000円程度だったと思います。うる覚えですみません。

雪が降れば稼げる仕事。但し、出勤形態が天気次第なので、休みの日でも早朝3時に出勤したり、年末年始に旅行に行けなかったりします。

 

3.高齢者の買い物代行

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冬場は外に出るのも億劫になるほどの雪と寒さに凍えます。

かと言って、食材やら生活用品は定期的に買わなければいけないが、車もないしバスで通うのも大変…ネットで購入することもできず…。

そこで、車を運転できる人が買い物代行。週に一回500~800円位にして、5~6人の分をまとめ買い出来たら小さいながら収入になるんじゃないかな。

ただし、これも高齢者やいわゆる買い物難民の人数が鍵なので将来あまり展望のないお仕事。

 

4.狩猟(解体ワークショップ・毛皮の加工)

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ウェブだと猪鹿庁や、ちはるの森。本だと山賊ダイアリー(ハンター志願者にオススメ!狩猟漫画『山賊ダイアリー』が有益かつ面白い!)など、狩猟に関心を持つ若い人が増えてきています。

自然への回帰願望なのか、珍しいからか、狩猟やジビエ料理の人気は結構あるように感じます。ジビエ解体は色んなところで行われているし、毛皮を使ったピアスや太鼓を作ってみるワークショップも楽しいかもしれません。

僕も今年から狩猟を始めるので、獲れた獲物の肉や皮など余すことなく使えるように試行錯誤したい。

ただ、ジビエ肉として業者に卸す・販売することは、衛生管理資格を持った加工業者を通さなければならず現時点では考えない方向で…。

 

5.ワークショップ

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ロケットストーブや雪板、カホン作り、太陽光発電装置の組み立てなど室内で完結してしまうモノであれば出来るかなと思います。品質の高い製品を作る職人やプロじゃなくても、作り方やそのモノを使った楽しみ方さえしっかり教えることができれば成り立つと思うので、そういう意味でのハードルは低いかもしれません。

以前月3万円ビジネスが地方の働き方を変えるのか…という記事を書いたのですが、ワークショップ形式については藤村靖之さんの著書月3万円ビジネスがかなり参考になります。

 

6.乾燥・塩漬けさせておいた山菜の販売

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昨年の春に採った山菜たちは、乾燥や塩漬けすることで保存することができる。冬の時期に食卓に山菜が並ぶことがあるのですが、それは基本的に保存しておいたモノ。

春の時期にしか採れない山菜で、売れ残ったモノは塩漬け・乾燥させておき、冬にじっくりと売るというのもありですね。時期がずれているので、出すところに出せば高く売れるかもしれません…あと、白菜や大根の漬物とかもいいかもしれませんね。

 

7.モノづくり

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木材などを加工して、家具やキッチン用品、テンゴなどちょっとしたモノであれば大掛かりな電気工具が無くても作れます。

ワークショップの部分でも上げましたが、ロケットストーブや雪板などを作ってみているのですが、そういうモノを試しにBASEStores.jpのような簡単に作れるECサイトで販売を始めてみるのもありかな。狩猟で獲ってきた獲物の毛皮の加工品を作るのも一つですね♪

 

8.米など、農作物の販路拡大

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野菜類はともかく、米は玄米のままであれば1年間は保存が聞くので、冬の農閑期に直売ルートを模索するのも一つだと思います。サイトを立ち上げたり、営業したり、ECサイトに出店してみたり…やれることは色々ある。来年はお米作りを始めるので、米が余ったら冬場は販路拡大に取り組んでいきたいです。

また、お隣の新潟県では雪室で保管したお米・日本酒・野菜などを雪室ブランドとして付加価値をつけて販売している。まさか酒店が提供している『雪だるま豪雪酒』というギフト用のお酒があったりと、新潟県は雪を利用したビジネスが上手いなぁ~と思いつつ、自分の地域でも応用出来るのではないかと思う。

※雪室:雪を利用した天然の冷蔵庫。自然に溶け出した水分で適度な湿度に保たれる為、農作物を雪室内で保管しておけば、自らの働きで糖分を増やし美味しさを増してくれる。

 

9.ブログ運営

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これは年間通じてですが、ブログでもアクセス数がある程度あれば、広告(Google Adsense)を貼ったりアフェリエイトをすればお小遣い程度の収入にはなります。月1万アクセスとかでも、3,000円くらいのお金が入ってくるみたい。このブログも今年の春あたりから広告を導入してみようと思います。

 

10.かまくらを作ってBARを開く

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今年の2月にかまくらでBARをしたのですが、雰囲気が良くて話も盛り上がり、かなりいい感じでした♪

しかも、その構造は全て雪であるので、壁さえしっかりしていれば如何様にも姿形を変えることができる。非日常の『場』を作り上げ、食事やお酒を挟んで交流の場にするのもいいし、来年はかまくらの中でライブができたらいいなと思っています。名づけて「かまくライブ」。ひねりがゼロですね…笑

一回作ってしまえば、冬季間は恐らく大丈夫なので、何回開催してもいいかもしれません。毎年かまくらの形が変わるのも面白いかと。

ただし、一人でかまくらを掘るとなるとかなりの重労働で時間もかなり掛かる…。

 

時給に換算すると…

 

いや、したくない。笑

利益より、人との交流から生まれる何かに期待したい…

 

豪雪地帯の里山に飛び込んで定職に就かずフリーランスみたいな形で生活を成り立たせることは、デザイナーやライター、Webデザイナー、ECサイトなど、ネットを使って収入に繋げることができる人のほうが有利のように思えます…

 

が、僕はそんな専門スキルは持っていない…

 

でも、EC市場は年々拡大していて、現在は日本全体で9兆円を超えています。

ネットを使って売買することが増えているので、冬の間にデザインやEC、ブログ、HP作りなどの勉強はしておいて損はないのかなと…

 

10個上げた冬仕事のような事をいくつも組み合わせて生業にしていければ僕としては理想的ですね。

あと2年半ほど猶予があるので、その間に沢山の山仕事・冬仕事の技術を身に付けつつ、準備していきたい。

 

どうしようもなくお金が稼げなかったら、Lancersにでも登録しようか…笑

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