ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

27歳になってようやく気づけたこと。

2015/11/14

11月14日で27歳になり、アラサーと言われる年頃になってまいりました。


27歳といえば、生まれてから9,855日

男性の一生が大体30,000日(365日で割ると82歳くらい。)と言われてますから、人生の約1/3を消化しています。 普段は自分の命や人生を強く意識することはありませんが、1/3いう数字を見ると、強烈に身近に感じますよね。


人生の1/3で何してきたかな~とか、あと2/3あるけど、どんなことが出来るかなぁ~とか。 こんなことを考え始めると尽きない。


でも、結局最後には人はみな死に向かって生きているのだから、どうせ生きているなら楽しく幸せに生きるしかないよな~というところで落ち着く。 超漠然としていますが、それが真実だと思っています。


あと、最近になって強く意識できるようになったことがあります。

それは毎日の積み重ねが自分の人生を作っているということ。

2013年9月までの僕は、協力隊の3年間が終わったあとも地域に住み込めるようなナリワイ・仕事が出来れば住み続けたいなぁ~という、弱い意思のもと、3年後のビジョンを語っていました。

でも、9月に役場の研修でNPO法人かみえちご山里ファン倶楽部というところに連れて行って貰った時のこと。 そこで地域に移り住む若者に対して教えている心構えを、教えて頂きました。

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かみえちご山里ファン倶楽部の講演

「集落に関わる若者が一番やってはいけないこと。」

「それはあらかじめ時限で関わるということ。」

「1年や3年やって、『はい、さよなら』では、信頼出来るわけがない。」

「続けないということは罪悪。」

… 正直、かなりキツイ言葉でした。

「そこまで言い切らなくてもいいやんけ!」と思わず口から出てしまいそうでしたが、自分の中で消化できた、納得できたのにも理由があります。

 

集落の人に

「どうせ3年経ったら都会に帰るんだろ。」

とか、

「ここは積雪3m級の豪雪地帯だから、冬になったら逃げるんだろ!」とか言われていました。

つまりは、「時限で関わる人間を、信頼できるか!」という、集落の生の声を聞いていたということ。 だから、かみえちご山里ファン倶楽部で言われた「時限で関わることは一番やってはいけないこと」という言葉が、凄く胸に刺さったしキツかった。

でも、その言葉のおかげで曖昧な3年後を、明確な3年後にすることができた。 永住できるかはわからないけど、定住はする。

そして周りを見渡してみれば里山に未来や可能性を感じさせてくれる集落の人たちがいる。 山の恵に感謝して、山の恵をフルに使って生きる姿は、本来の人の生き方だったり、人の生きる力強さを感じさせてくれます。

3年間終わったあとは、めちゃめちゃ貧乏になっている可能性もあるけど、それも良い経験だな!と思える日がいつか来ることを信じて… なんて格好良いこと言ってみましたが、今のところ大したことはしてませんよ…笑

今までの協力隊になってからの半年間振り返ってみれば、日々学ぶことだらけでした。 農業も、山も、薪割りも、共同作業も集落の仕組みも… DSC_2630 DSC_3395 毎日人の声に耳を傾け、一緒にやって来たからこそ、里山のことが少しわかるようになった。

少しわかるようになったから、来年はもっと山に入って山菜やキノコを採ったり、米作りに挑戦してみようと思えた…

自分が一日一日活動してきたことで、学ぶことも多くなったし、人との付き合いも広がっていった。 こんな日々を続けていくことが自分を成長させるんだろうし、楽しいんだろうなぁ~って思います。

言葉ではよく、「日々を大切生きよう。」とか言われますが、今はそれを少しずつ実感として感じ、行動に変えれている気がします。 大きなことをやろうと考えたとしても、誰もが最初は小さな一歩なわけで、その一歩を踏み出したところで壁にぶつかって辞めてしまっては何も得られず、何も成し遂げられずに終わってしまうよね。きっと。 それではきっと面白くないよね。

冒頭の繰り返しになるけど、結局は楽しく、幸せに生きたいだけなんです。 そのために、日々を大切にしつつ動き回って行きたいなぁと思います。

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原付で日本一週をしていた人が、うちに泊まりに来たときにくれたメッセージ。

-セルフマネージメント
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