かなりメンドクサイけどブログを書き続けている理由~自分なりのブログ戦略~
2015/01/29
本格的にブログを始めて半年以上経ちました。
初めは無料のブログ(アメブロ)で試験的にやって、今年1月にワードプレスに乗り換え、今は月々1,000円くらいのレンタルサーバーを借りてブログ運営をしています。
本格的にブログを始めた当初、PV数なんて一日1~10PV程度でしたが、おかげさまで現在は一日平均100PVくらいになりました。
Google Analitics の2013年7月の月間pv数
PV数からすればまだまだではありますが、それでもブログを続けているのは理由があります。
ということで今回はイヤラシサ全開?で、僕の狙いを素直に書いていきます。
なぜ、こんなにもめんどくさいブログを運営するのか。
プロのブロガーさんは広告収入や、イベント告知などの宣伝力があるから目に見えるメリットはあるのですが、僕みたいな素人から言わせれば、ブログを書くのは相当メンドクサイ上に、目に見える結果なんてそう簡単には出ない。
ブログ書き始めた頃は一日1~2時間くらい書いては読み直し、訂正してはまた書くようなことをして、1週間してようやく更新できるような感じでした。
少し慣れたといっても、今でも膨大な時間を費やします。
途中まで書いたけど、なんか納得いかなくて、結局更新していない記事も沢山あります…
でも書くことを続けているのは、セルフブランディングをしたいから。
なんか胡散臭さ&痛々しさMAXの気持ち悪い言葉ですが、簡単に言えば『自分自身をブランド化する』ことです。
「セルフブランディング?自分自身をブランド化?何それ?美味しいの?」と思われるかもしれません。
一般的にブランドといえば、安心安全の車といえばトヨタ、世界一頑丈な車といえばベンツ、牛丼屋といえば吉野家みたいなものを想像しますよね。
セルフブランディングっていうのは、ブランドされたのが商品や会社じゃなく、自分自身をブランド化させるということ。
例えるならば、『田口比呂貴』という人間をブランド化していくということ。
…かなりキモいですね。笑
でも、有名人は普通にブランド化されている人たちですよね。
例えば、戦場カメラマンといえば渡辺陽一、ノマドワーカーといえば安藤美冬や立花岳志、珍獣ハンターといえばイモト。
それぞれの人はテレビで有名になった人なので、ブログを使ってブランディングしているかは知りませんが、○○といえば□□みたいな代名詞を持っています。
それがその人のブランド。
そのブランドを、ブログを通じて個人で作っていくことができます。
事実、元々会社員だった立花岳志さんはフリーランスとして活動し、今では一日50,000~60,000pvを獲得しているNo Second Lifeというブログ運営をし、ブログによるブランディングに成功された方。
ブログ運営を軸に、今では書籍を出版したり講演会を開いたりしていて、ブログ界ではかなりの有名人。
そういう人のブログは見ていてもやっぱり見やすいし面白い。
有名人になりたいとは思っていないけれど、ブログを通じてリアルで繋がったり、人に影響を与えれたらいいなぁ~と思う訳です。
僕の場合はというと、都会で育った若者×限界集落ライフというテーマでブログを書いています。
自分の実験的な活動の経過も含めてアウトプットすることで、若い人に田舎で暮らすことに可能性を感じて貰い、実際に行動してもらうこと。
ザックリですが、それをゆる~くセルフブランディングに繋げていきたいと考えています。
そして、前置きが長いのが悪い癖なのでどうにかしたいのですが…
運営をしてみて、4つのメリットがあると感じました。
ブログを運営することのメリット
1.自分のこと(活動・スキル・知識・生き方・考え方)を知ってもらえる
普段の会話の中で、自分がどんなことをしているのか、どんな知識を持って、どんなスキルがあるのかをお話することがあまり多くはありません。
ただ、自分しかしていない経験やスキル・考え方・生き方があります。
経験してしまったもの、熟練したスキルなど、自分の中では当たり前と思うようなことでも、他の人からしてみれば貴重な情報になりえます。
これからやろうとしていくことについて、共感してもらえる人がいるかもしれません。
僕は2012年の年末~2013年の初めまで、1週間の断食合宿に行っていました。
その合宿状況を毎日youtube にアップしたり、終わってから経験した断食合宿についてまとめた記事を書いたのですが、思った以上に反響がありました。
経験してからわかったのですが、断食は単なるダイエットではなく、精神の鍛練と、健康な体作りに凄く良いんです。
初めての断食@江ノ島 ~断食合宿一週間を経験して感じた事~
断食合宿@江ノ島についてのまとめ
そういった経験を、自己満足的な日記ではなく、読み手にとって応用可能なレベルに文章・書き方に落としこんで記事にすれば、案外面白いんですよね。
自分の経験やスキル・知識を出せるだけ出すことで、その経験の話を聞きたい!という人や、もっと詳しい情報を知っている人から教えて貰えるキッカケになります。
2.自分自身の経験や考えをアウトプット
美味しいものを食べたり、綺麗な景色を見たり経験したりすると、閃いたり考えたりすることは多いと思います。
「卵を混ぜたらもっと美味しくなるかな♪」
「この絶景を空から見たい!スカイダイビングするしかないな!」
みたいな感じ。
その時出てきたアイデアって凄くワクワクしますよね。
でも仕事とかで日々忙しくしていると、時間が経つにつれてその考えや閃きが埋もれていってしまうんですよね。
だから目に見える形で残しておく必要があると思っています。
僕は以前、3年間でやりたい30のリストというエントリーを書きました。
これは、半分は誰かに対して、『これをやる!』という宣言をして自分にプレッシャーをかける意味合いもありますが、もう半分は「こういうことやりたいんだよな~」ってニヤニヤしながら眺めること。
かなりの変態ですね。笑
でも、大事なことだと思っています…
何か経験したりした時に感じたことをブログにアウトプットすることで、後で見返した時に、「この時こんな風に感じていたんだ。」「今ここにいるんだよなぁ。これからはこれしていこうか。」と思い返すことができるんですよね。
ブログを運営していて面白いと思う瞬間があります。
それは、読んでくれた人からの反応があること。
ブログを更新したらtwitterやfacebookにリンクを貼るのですが、ブログを読んでくれた全く知らない人から「機会があればお会いしたいですね!」的なメッセージをたま~に貰います。
どういう訳かはわかりませんが、ブログを通じてその人の知識・スキル、活動や生き方に共感し、書いている人と話してみたいというのがあると思います。
なんていうとかなり調子に乗っていますが…
僕自身、活動している内容をブログを書いている人に興味を持ち、講演会やワークショップに参加したことが何回もあります。
超有名な人でも無いので、その人がtwitterやfacebookしかしていなかったら、興味持っていなかったし、講演にも行っていなかったと思う。
「そんな出会いはブログじゃなくtwitterやfacebookでも出来るでしょ」
と言われそうですが、それは半分正解で半分間違いだと思います。
Twitter、facebook、ブログはそれぞれ性質が違うものですよね。
僕なりの見解では…
- Twitter:不特定多数の人とシンプルな繋がりを作るフロー型メディア。かなり鮮度が高い情報発信。テレビCMのようなイメージ。
- Facebook:基本的には身内にのみ情報共有する、ツイッターより濃い繋がりのフロー型メディア。会員限定メルマガのようなイメージ。
- ブログ:不特定多数の人に対し、自分の考えや活動内容を蓄積するストック型メディア。ドキュメンタリー映画みたいなイメージ。
確かにtwitterやfacebookでも、その人がどんなスキルを持っていて、何に興味を持っていて、何をしているのかと言うのは何となくわかる。
けど、『なぜその活動をしているのか』『これから何をしてくのか』という深いところは見えにくい部分があるし、わざわざ過去のツイートや投稿を細かく見ることはメンドクさい。
結局twitterやfacebookだけでは、その人がどんな人なのか、おおよそでしか掴めないんじゃないかと思います。
ブログの良いところは、自分の知識・スキルや生き方、考え方、活動の内容をまとめて発信・ストックしておけるところ。
だから、その人のブログを見ればその人がどんな人なのか想像しやすいし、共感しやすい。
結果的にはそれが、応援するキッカケになったり、会うキッカケになったりするんじゃないかな~と思っています。
ダラダラと長くなってしまいましたが、簡単にまとめるとこんな感じ。
【情報の鮮度】
Twitter > facebook > ブログ
【濃い繋がりを形成できるメディア】
Twitter < facebook < ブログ
とは言っても、拡散性が強いtwitterやfacebookから新しい情報を得ることも多いので僕は3つとも使っているし、今のところどのメディアも手放せませんけどね♪
SNSを通じて何かを投稿するのは、誰かが反応することに期待しているからだと思います。
Facebookで、自分の投稿が沢山いいね!やコメントされたら嬉しくなりますよね。
勿論、「沢山のいいね!やコメントをもらう為に発信しているんじゃない!」という人もいると思いますが、何かしらの反応を期待していることは間違いないんじゃないでしょうか。
でも、投稿するごとに沢山いいね!やコメントを貰えるとは限らないのも事実。
投稿する時間帯が良くないのか、曜日が良くないのか、文章が良くないのか、写真が良くないのか、そもそもの友達の数が少ないのか…
色々な要因があると思いますが、ブログでも同じようなことが言えます。
どうせやるなら沢山の人に見て貰い、反応を貰いたいですよね。
その為に、文章のタイトルや言葉遣いを考え、フォントを変えたり写真を使ったりしながらより多くの反応を取れるように工夫していきながら記事を作っていく。
更新したら、アクセス解析をして反応を見ながらその都度記事を修正していく。
そうして書き続けていけば自然とライティングスキルが身についていくと思いませんか?
読み手が価値を感じる文章や言葉を考えることはとても大切なこと。
対面で話すこととは伝わり方は違いますが、人に訴えかけるという意味では同じです。
何をどんな風に書けば、自分が読んでほしいと思う人の心に響くのか。
そこに尽きると思います。
まとめ
アフェリエイトで副収入を得るブログや、スキルを教えるブログなど、ブログにも色々種類がありますが、今回はあくまで僕自身がブログを書く理由とそのメリットについて長々と書きました。
個人的に思うデメリットは、冒頭にも言った通り大量の時間を費やす…
ということぐらいです。
でも、文章が洗練されてくれば、人を引き付ける一つのツールになります。
僕が掲げているテーマ(『都会で育った若者×限界集落ライフ』)は、アクセスが爆発的に集まるテーマでは無いことはわかっています。(仕事術や財テク、lifehackのように、多くの人に共通するテーマでは無いため)
それでも、少しづつ田舎に移住・定住を考えている人に対してこれからもメッセージを発信できていければと思います。
追伸:僕がブログを書く上でよくよく参考にしているブログ : Hibilog
運営している青木優君は年下だけど彼、凄く面白いです。僕がワードプレスを始めるキッカケをくれた人。