ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

たまには全く何もしない日があってもいいんじゃないか~今の日本人は働き過ぎ?!一日72秒働けばいい~

2015/01/29

こんなタイトルを書きながら、自分が昨日何をしたかを振り返ってみると、見事に何もしていません。

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自分宛に来たメールやメッセージは最低限しか返していないし、誰とも電話していない。

朝の10時頃に起きて、母親に頼まれて契約を続けているHuleで映画を5本見て、近所の商店で缶コーヒーを飲みながらタバコを一服。

その後Bライフという10万円で家を建ててしまった人の本を読了し、今は坂口恭平さんのモバイルハウス 三万円で家をつくるという本を読んでいます。

お腹が減った時はでスパゲティーを茹で、カルボナーラのレトルトをかけて食べていました。

 

人とコミュニケーションを取ることを遮断し、完全に受け身の状態で部屋に籠り文字や映像・音声にのみ集中している。

意図していないから集中ではなく、ボーっとしているという表現の方がいいかもしれませんが…

 

とはいえ、何か新しいことを考えつくわけもないし、物思いにふけっているわけでも、悩んでいるわけでもありません。

単純に何もしたくないから何もしていないだけ。

 

傍から見れば、ただのニートか廃人です。
でも、昼も夜も無く、休むこと無くセカセカと動き続けているのは体に毒なのかもしれません…

 

僕は基本的に動き回っていることが大好きな性格。

指示を待つだけだったり、何をしたらいいかわからず立ち尽くす…みたいな時間の使い方はあまり好きじゃありません…

主体的に行動しなければ何も出来るようにはならないし、何にも面白くない。

山形に来てからそれをより強く感じるようになった。

今も地域おこし協力隊として与えられた週30時間という勤務時間なんて余裕でオーバーしています。でも、日々動いた分だけ自分の身になっているという自負がある。

だから、動き続けていて面白いし、ブログも続けることができています。(朝は相変わらず弱いのですが…)

 

こんな調子で毎日毎日動き続けているから見えないところで体は疲れていて、全く何もしない日が訪れてくるのだと思います…

 

恐ろしいほど生産効率があがったニッポン。でも相変わらず忙しい

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効率化がドンドンと推し進められて、世の中が便利になればなるほど、なぜか時間が無くなっていませんか?

歩くよりもバイクや車、そろばんを使うよりも電卓、川で洗濯をするより洗濯機、食器を手で洗うより食器洗い機…

今まで2~3時間掛かっていたものが、今では10分でできるようになっている。

そんなモノが世の中に溢れているのに、なんで時間に追われるばかりなのか…

 

たった300年前の江戸時代の農民に比べると、今を生きる人たちは400倍もの仕事を一日にしているそうです。

それって凄いことですよね。

恐ろしいくらいに一人あたりの生産性は上がっています。

今の人達が平均で一日に8時間働いているとして、仮に江戸時代の生活レベルで十分だということであれば、8(時間)×60(分)×60(秒)=28,800秒÷400(倍)=72秒/日。

 

一日にたった72秒働けば十分だという計算になります。

今の時代は実際8時間以上働いている人が殆どだし、現実的に考えて一日72秒しか働かなければニートだと言われてしまうので、なんの意味も無い数字に見えるかもしれません。

 

でも「今を生きるみんなはそのくらい働いているし、めちゃめちゃ凄いことですよ!」ってことが言いたいだけなのです。

だから…

 

たまには休みましょう♪

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ストレスを抱えながら時間を敷き詰めて働いて、週2日しかない休みですら動き回って…

そんな生活をずっと続けていると、いつか体が壊れるかもしれません。

僕もサラリーマンをやっている頃は、7時に起きて会社に行き、帰ってくるのは夜の9時くらい。ちょくちょく休憩していても一日10時間くらいは働いていました。(そのくらい働くことが今は普通な世の中だから自慢でもなんでもありませんが…)

週末も予定でを入れまくっていて、丸一日休みなんてことは滅多にありませんでした。

だからかもしれませんが、平日に体調を悪くし、仕事を休むこともしばしば。

自己管理ができていないと言われてしまうとそれまでなのですが…

 

僕は今、地域おこし協力隊として収入は少ないながらも割と自由に仕事をしていて、生活しているのか仕事をしているのかわからないような状態で暮らしています。

だから今は一日10時間くらい動き回っていてもそんなにストレスも無いし、週2日必ず休みが欲しいなんて思っていません。

それでも、月一回くらいは必ず、何もしたくない日が訪れてきます。

効率的・生産的ではないのはわかっているのですが、それはそれでいいんじゃないかな~って…

何もしたくない・何もできない日が1ヶ月に1日くらいあることをストレスに感じるのではなく、「自分はそういう人間なんだ」と受け入れてみるだけでとても気が楽になります。

 

休みを増やすご提案

人によって、どのくらいの頻度で休んだ方が良いかは違うと思いますが、週5日は働き過ぎだな~!と思う人は、例えば、今お勤めの会社にこんな提案をしてみてはどうでしょうか?

 

「週休3日にして下さい。週4日働く中で、週5日分の仕事をこなします。でも、他の人でも4日で5日分の仕事をしている人もいると思います。その人たちと給料が同じじゃ不公平なので給料は4/5で良いです。」

 

20年前だったら怒られているかもしれませんが、今の会社は給料を減らしたくてたまらないので、提案を飲んでくれるかもしれませんよ?

実際にこの提案をして、週休3日を獲得したマザーアースニューズ日本版事務局の沓名さんという方がいらっしゃいます。

そして浮いた1日を使ってやりたかった翻訳の仕事をし、今では元々の給料以上に稼いでいるそうですよ。

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