ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

里山のごちそう!大鳥で取れる山菜集♪

2015/01/29

里山に住み着いて1ヶ月とちょっと。少しずつですが、大鳥での生活にも慣れてきました。 生活してみてわかったのですが、大鳥から一番近いコンビニまで車で30分かかります。 都会暮らしになれていた僕にとっては絶句な状況ですが、それでもまぁまぁ、毎日楽しく過ごしています♪ そんなしょっちゅう山を降りるのも大変だし大鳥の人たちはどうやって買い物してるのか~? って思っていたのですが、皆さん山から食料を取ってきて生活をしています。 春は山菜、秋はキノコと・・・ 勿論、山の恵だけで生活できるわけではなく、田んぼで米作ったり、畑で野菜を作ったり、移動販売のトラックが来るのでそこで買い物したりしています。   が、大鳥にとっては山の恵は特に大切な資源。 ワラビやゼンマイをとっては自分で食べたり、塩漬けにして冬の保存食にしたり、乾燥させて販売したりと大事な収入源にもなります。 夏は暑く、冬は県内随一の豪雪地帯として厳しい寒さの環境にあり、気温の寒暖が激しい中で育つ山の恵は、格別に美味しく育つので、市場価格よりも高値で売れるとか・・・ そこで今回は人里離れた大鳥で採取できる山菜たちをざっと一覧にして紹介をします。また、最後には『自分で食を調達すること、作ること』について思うところを書いてみました。  

大鳥で取れる山菜集♪

ウド ウド 生でもかじれる山菜といえばウド。味噌やマヨネーズ、ドレッシングをつけて食べる。 ゆでて胡麻和え、酢味噌あえにしても美味しい♪   ミズ(ウワバミソウ) みず ゆでておひたしや和え物、酢の物にすると美味しい。 シャキシャキした食感が特徴。   クレソン(オランダガラシ) クレソン 生のままサラダで食べれる♪ 爽やかな香りと、ピリッとした辛味、適度な苦味が食欲をまします。   カタクリ カタクリ 紫色の綺麗な花を咲かせるカタクリ。 葉っぱの部分をさっと熱湯にくぐらせ、おひたしにして食べると美味しい。   ギョウジャニンニク ギョウジャニンニク 個人的に一番好きな山菜。山菜なのにニンニクみたいな味がする。 天ぷらが一番美味しいと思います。 ただし、あまり多くは自生していないとのこと。育てて食べるほうが一般的。   赤こごみ 赤こごみ 青こごみ 青こごみ 青こごみ・赤こごみ共にクセがなく、どんな料理にも合うこごみ。茹でてあえてから、和え物、煮物、天ぷらなど何でも合う。   コシアブラ コシアブラ 木の枝の先に生えている山菜。生のまま天ぷらにしてしまうと美味しい♪   シオデ シオデ 山菜界のアスパラガス。硬くなった折り口を切り落として塩ゆでする。 マヨネーズ和え、わさび醤油がよく合います。   ゼンマイ OLYMPUS DIGITAL CAMERA 山菜といえばゼンマイ!と言われるほど広く知られています。が、自分で食べれるようにするまでは処理が大変。 とってきたゼンマイを揉んで乾燥させる。食べる前に水で戻してあげてと、自分で食べれるようになるまでは処理が大変。 出荷する用に干しゼンマイにするのが大鳥の家庭ではよく見られます。   タラの芽 タラの芽コシアブラと同じように、木の枝の先になるタラの芽。 天ぷらにすると絶品   ニリンソウ ニリンソウ川中美幸の名曲、二輪草。茹でて胡麻和えや辛和えしたりする。シャキシャキした歯ごたえが特徴的。 毒草のトリカブトと似ているので採取には注意が必要。   ネマガリタケ ネマガリタケ山形県の月山周辺で取れる山菜として、このへんでは月山筍と言われています。 皮をむいて味噌汁に一緒に入れたり、天ぷらにしても焼いて食べても美味しい♪   フキノトウ フキノトウ25月ころになると農道などの道端にブワーって生えているフキノトウ。 細かく刻んで味噌と混ぜたり、味噌汁に浮かべたりする。 フキはアクが強いので、アク抜きが必要。   アイコ あいこ 茎の部分に刺があるため、生では食べられない。 塩ゆでして、皮をむくと食べやすくなる 。   しどけ(モミジガサ) モミジガサ 独特の香りが春を感じさせてくれます。 おひたし・和え物(葉と茎の部分を別々にゆでる。)が一般的でさっとゆでて鰹節をまぶし醤油で召上ると味わいが深い。 和え物ではマヨネーズや酢味噌・和風ドレッシングに良く合います。   ヨモギ SANYO DIGITAL CAMERAヨモギだんご、ヨモギ餅でお馴染みのヨモギ。 春先に出た新芽をさっと茹でて水気を絞って団子状にして冷凍しておけば一年中使えて便利。 餅につきこんだり、天ぷらにすると美味しい。   ワラビ ワラビ アクが強いので灰でのアク抜きが必要となりますが、お浸しにしても、たたいてとろろ上にしても美味しい♪ 大鳥では生のまま塩漬けにして保存している家庭が殆ど。   山菜採りで注意しなければいけないのが、山には私有地もあるということ。 私有地=人の土地なので、勝手に入って山菜を取ることは絶対に許されません。山菜を獲っても良い場所をちゃんと調べてから山に入りましょう。 また、山菜採りにもマナーがあります。 山菜を根元から採っていったり、一箇所で取りすぎたりすると来年以降の山菜に影響するので明らかにマナー違反。 ルールを守りながら山菜採りをしましょう。  

食料の調達について思うこと

都会に住んでいた僕にとっては「食料は買うもの!」というイメージでしたが、大鳥の人たちは自分で食料を調達できます。 田舎の人たちには、都会にはない地に足をつけた生命力を持っていて、これからの時代、見直されていかなければいけない生活スタイルだな~って思います。 今はお金を出せば食料はどこでも簡単に手に入れられます。 役割分担みたいな感じで、田舎では食料や製品を作って、都会は田舎から食料・工業品を集めてまとめて販売するみたいな。 でも、いつまでもそうとも限りませんよね。 東日本大震災の時に僕は横浜に住んでいたのですが、交通手段としてのガソリンや、停電した時用の懐中電灯に使う乾電池が買いたくても買えませんでした。 被災地の状況は連日のように報道され、現地では食料やら生活物資が大量に不足していました。 また、ハイパーインフレといってお金の価値が急激に下がってしまうことだってあります。 アフリカのジンバブエという国では、月間インフレ率が約800億パーセント、物価が1日で2倍になる壊滅的な経済状況になっていたことがあります。 具体的にどんな状況だったかというと、昨日まで500円だったコンビニ弁当が今日は1,000円。明日は2,000円。あさっては4000円になっているんですよ。 そうなってしまえば、食料なんて自分の持っているお金じゃ買えなくなるかもしれません。 もしものために、金に変えておくのも大事かもしれませんが、僕は全てにおいてお金に依存しすぎずないことが大事だと思います。 食料を自分で作ったり採ったりして、それを物々交換できるようなネットワーク、コミュニティーがこれからの若い世代にも必要になってくるんじゃないかな~って。 とは言っても、田舎の里山。豊かな山はあるし、大規模ではないけれど農業もできるんだけれども、都会で稼げるほどの仕事なんて無いのが現状。 その中で、どんな仕事や生活をしていけば暮らしているのか… これからも若い人が大鳥で生きていけるような可能性を探っていきます。

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