ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

大鳥音楽祭vol.3が終わりました。少しずつ変わりゆくことと、変わらずにいること。

2017/07/05

ども、田口(@tagu_h1114_18です。

 

以前から告知していた大鳥音楽祭vol.3が終了しました。

当日は天気がかなり怪しかったのですが、何とか持ちこたえてくれた。

お客さんも昨年よりは多く、60名余り。遠くは東京や千葉から来てくれ、スタッフや演者を含めると総勢80名。

 

音楽祭と言うには少しこじんまり。

だけど、大きくし過ぎないことを、音楽祭として大切なことの一つとしています。

100人程度、顔が見える範囲で、同じ空間を楽しめるイベントになれば良いなと、主宰の嶋尾和夫さんと良く話をしています。

 

今回は大阪から来てくれたIn the Peaceさんに始まり、バンジョー奏者の北村謙さん、天田透&文河潤さん、そして礒見博カルテット&白崎映美さん。

じっくり聞けたのは最後のほうだけだったけど、とっても良かった。

鳥肌が立つというより、しんみりと、心の内側に染み入ってくるような感覚で。

 

音楽以外にも、壁画美術展や、前夜祭では大鳥地域の人とぜんまい小屋暮らしのお話会、民俗パネル展示、大鳥地域の散策と、盛りだくさんの内容で、お手伝いも含めて全部に携わることが出来た。

事務局というポジションは結構大変だったけど、良い学びになったし、何より音楽祭が少しずつ変化して、少しずつ出来ることが増えていっているのが嬉しい。少しずつ、音楽祭に関わろうとしてくれる人が見えてくるのが嬉しい。

 

僕一人ではこんな素敵なイベントを作ることはできない。

主宰の嶋尾さんがいて、実行委員の仲間がいて、当日に手伝ってくれるスタッフがいて、演者がいて、芸術家がいて、参加者がいて、地元の人たちがいて。

全部がたった1日のために、前のめりになって時間を割いてくれる。

 

この1日がこれからの大鳥の何になるのか。今はよく見えないけれど、ワークショップをしたり、美術展をしたり、前夜祭をしたり、装飾をしたり地元のご馳走を増やしてみたりと、3回の中でも小さな変化があったように、これからも少しずつ、良い方向に変わっていくと思う。

 

それと同時に、当初の想いから変わらずに『衣・食・住だけでは満たされない精神的な部分を満たしていく』音楽祭であり続けたいと思う。

関連リンク:芸術は衣食住の延長にあるもの。そして、失われた力を呼び戻すもの。~大鳥音楽祭の主催者、嶋尾和夫さんにインタビュー前編~|ひろろーぐ

 

最後に、音楽祭vol.3の様子を写真でお伝えできればと思います。

※写真は、鶴岡市関川在住のカメラマンの五十嵐丈くん、民俗パネル展示でイラストとDTPを主に担当してくれた本間かりんちゃん、東京からいらした松澤節夫さんの写真を使わせて頂きました。本当にありがとうございました。

初めての試み。前夜祭~大鳥バル~と称して、地元のおじいちゃんを呼んでぜんまい小屋暮らしの話を聞きました。

ランチョンマットは、本間かりんちゃんが描いた山菜のイラストを印刷したもの。

 

大鳥地域をブラ歩きするプチイベントをやりました。民俗学の切り口で大鳥を説明中。

民俗パネル展示。本間かりんちゃんと作りました。

大鳥壁画美術展。大鳥地域、寿岡集落にある小屋の壁を使って絵を展示。こちらも今回初めての試み。

主宰、嶋尾さん手作りの看板がお出迎え。

体育館に続く道には嶋尾さんの彫刻。

In the Peace。京都から来てくれたブルースデュオ。


バンジョー奏者の北村謙さん。謙さんも京都から。歌もさながら、トークがおもしろかった。

大鳥ごっつぉバイキング。5種類の山菜を、地元のおばあちゃんに調理してもらいました。

天田透さんと文河潤さん。

礒見博カルテット。

東堀越獅子踊り保存会による、獅子踊り。圧巻だった。

白崎映美さん。「月夜のらくだは泣いているだろうか」は本当に名曲。僕が大好きな曲。

打上げには鶴岡の自由編成バンド、イナプラネチャーニンが登場。

打上げは盛大に。

 

楽しかった。また来年もやりますので、よろしくお願いします。

せば、またの。

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