ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

【今秋リリース予定】 地域民俗メディア×山の幸通販のWebサイト『大鳥てんご』を始めます。

ども、田口(@tagu_h1114_18です。

山形県鶴岡市大鳥地域に住み始めて2年目の頃からずっとやりたいと思っていた『地域メディア×通販サイト』を今秋、立ち上げます。

 

Webサイト名は、”大鳥てんご”。

 

“てんご”とは、山に背負っていく籠のこと。テゴ(手籠)が訛って、“てんご”になったと言われています。山菜採りやキノコ・木の実採りは勿論、山行の荷物運搬や、買い物カゴにも使われています。大鳥の人が“てんご”を背負って山へ行く姿を、これから先も見られるようにと願いを込めて、“大鳥てんご”という名前にしました。

 

事業内容

大鳥地域の民俗メディアと山の幸の通信販売。

 

かれこれ5年間続けてきたブログ運営(ひろろーぐ)のノウハウと、2015年から取り組み始めた大鳥地域の民俗調査を掛け合わせ、地域民俗メディアとして大鳥を発信すると共に、地域の人が採ってきた山菜や茸、大鳥で作られたお米の通販を行います。

 

『大鳥てんご』の特徴

・地元の人の、日々の飾らない背中を発信する。

日々、地域の仕事や行事で関わる中で聞いた話や、目の前で見せてくれた手仕事や技術を紹介していきます。

地域の人は基本的に直球・素直だけれど、同じ話でも外向きと内向きで話の表現が違う。やっぱり外向きだと、カッコいい話になりがちなのは否めないし(とはいえ、聞いていてカワイイと思えるレベルですが。)、地域の中でしか共有されていない事柄もたくさんある。

これまで4年間、大鳥に住み、関わってきて、それこそ民俗調査もして、ある程度の生活背景を理解しているから、深いところまで話が聞ける。地域の中で生きてきた、素直な話を”聞き書き”などで紹介していきます。

 

・民俗学の視点を取り入れ、客観的に地域を紹介する。

世間一般広くにはあまり知られていませんが、柳田国男や宮本常一など、名だたる民俗学者の本は、読めば読むほど面白く、現代に通じる話も多々ある。

戦前・戦後を生きてきた人達だから、地域にある資源(山や川・田んぼや畑・動物・魚など)の使い方や、集住し続けるための自治運営の心構えをよくよく知っている。大鳥地域の人たちが背負ってきた歴史や受け継いだ知識、培った知恵、地域で行ってきた具体的な行動・工夫を、客観的な視点で可能な限りわかりやすく紹介していきたい。それらをWebの記事と、山のモノを送る際の同封するものとして印刷物で展開していきます。

 

・山形県鶴岡市大鳥に限定し、確かなモノと情報を届ける。

大鳥てんごは、大鳥地域の人たち(人口80人以下、高齢化率70%)が採集・生産したモノを流通させる。同じ山菜・茸だからといって、他地域からむやみに買うことはしません。

その理由の一つは、大鳥の人にもっと山を生業としてもらいたいから。それに地元の人が山に入ることは、日々変わる山の情報を仕入れることや、山道の維持や野生動物への牽制にもつながる。

もう一つは、大鳥の人が地元の山から採ってきたものであれば、確かなモノと情報をお客さんにも届けられるから。誰が採ってきたのか、どの辺から採ってきたのか、山はどんな状態だったのか。どんな花が咲き始めたか…なども。お届けするモノの品質はもちろんのこと、大鳥の山の風景へも想像が膨らむようにしたいなぁと思います。

 

 

Webメディア、通販サイトとしては後発参入であるし、”大鳥地域”といったように地域を限定し、更には民俗学という切り口で展開しているWebサイトは僕の知る限りない。

なので、需要も未知数(母数はかなり少なそう)だけど、大鳥の輪郭という冊子を300部以上販売してきて、多少手ごたえはある。世界の中の日本、日本の中の山形、山形の中の鶴岡、鶴岡の中の大鳥という、ほとんど誰も知らない土地を知ってもらうようにするのは簡単ではないけれど、まずは地道に更新を続けていきたい。地域の民俗調査も並行して行っていくので息の長い事業となる。

 

じっくり、ゆっくり。

大鳥の人たち、ホームページを見てくれる人、商品を買ってくれる人たちのご意見を聞き、改良を重ねながら、Web運営をしていきたい。

 

サイトデザイン&パッケージデザインは山形のデザイン会社、アカオニさんにお願いしました。

本当にいい仕事、してもらっています。

写真は、2017.05.31 水 〜 06.15 木 山形市内、七日町にあるとんがりビルにて行われていたアカオニさんの企画展にも展示して頂きました。

 

“大鳥てんご”は2017年秋頃にリリース予定。

リリースに向けて、準備状況や立上げの経緯などをブログに書いていきたいと思います。

 

※自分の感じたことや経験したことを発信する場所としてひろろーぐも続けていくので、こちらも引き続きよろしくお願いします。

 

せば、またの。

-大鳥てんご