ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

【告知】大鳥民俗誌『大鳥の輪郭』を一冊1,560円(送料込)で販売します。

ども、田口(@tagu_h1114_18)です。

以前、ブログなどでもご紹介させて頂いていた大鳥民俗誌『大鳥の輪郭』がようやく販売できる体制が整いました。

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業者からモノが届いたときは少し感動でした。200部ってこんな感じなのね。ホントは1,000部とかでドーンと注文したほうが販売価格も安くできるんだけど、毎日新刊が100冊以上出ている世の中で、名もなき僕の本がそんなに売れるわけないだろうと思い、とりあえず200部刷りました。

 

とある人に、「地域の人の声は、今じゃなければ聞けなくなる」と言われ、それに僕自身文章を書くのが好きだったこともあって、本を作るということをスタートさせたのが、2015年、冬。資料の調査から始め、取材やフィールドワークも重ね、途中で方向性が変わりながら、終盤には関係各所からお尻を叩かれまくって、部屋から出ずっぱりの日々を送りながらも一年間かけて何とか完成しました。

初版で2016年4月に、地域の方々含めお世話になった方々限定で配布したところ、思った以上の反響があり、今回の増刷の運びとなりました。

参照:僕が大鳥民族誌を作った理由|ひろろーぐ

 

世界の中の日本、日本の中の山形、山形の中の鶴岡、鶴岡の中の大鳥。

吹けば飛ぶような小さな小さな集落に関することしか綴られていない民俗誌ではありますが、ご興味があれば、ぜひお手に取っていただけると嬉しいです。

 

大鳥の輪郭とは

大鳥の輪郭は、山形県鶴岡市大鳥地域というところの歴史・生業・風習などをまとめた民俗誌です。

 

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中身はこんな感じ。写真やイラストが結構入っているので、 民俗系の本が初めての方でも読みやすいかと思います。

 

狩猟・採集やタキタロウなど、一つのテーマを深堀りした本ではなく、地域の中にある行事や言葉、成り立ち、交易など…。多方面の要素を扱った形に仕上げています。

敢えてこういう形にしたかったのは、地域というモノは”マタギ”とか”タキタロウ”、”○○祭り”と言った、ある特定の文化や生業だけでは語れないと思ったから。

実際に地域に住んでいると、「タキタロウ」なんてワードが日常会話で出てくることは殆どなくて、山のことや川のこと、畑や田んぼのこと、行事のこと…。自分の生活圏内の話、仕事の話が大半なのです。

大鳥の人たちが、自分たちの生活圏内でどのように暮らしてきたのか、山とどう関わってきたのか。山の資源を存分に利用していた時代の暮らしと、これからをも生きる僕たちの暮らしに重なる部分はどこかにあるのだろうか…。

本をパラパラとめくりながら大鳥を多面的に眺め、地域の輪郭を何となくでもつかんで頂ければ嬉しいです。

 

商品概要と購入方法

商品名:大鳥民俗誌『大鳥の輪郭』

発行人:田口比呂貴

サイズ:A4

ページ数:58ページ

カラー:フルカラー

価格:1560円(送料込)

ご興味ある方は下記リンクから購入ください

大鳥の輪郭販売ページ

※発送は郵便局のレターパックライトを使用して行います。

※大鳥まで取りに来れる方、僕のお知り合いで直接お渡しできる場所(鶴岡市内周辺)にお住まい方は送料抜きの1,200円で販売致します。お知り合いの方はFacebookやメールなどで直接ご連絡ください。また、タキタロウ館や一部、鶴岡市内の書店でも置いていただけるそうなので、決まりましたらまたご報告します。

 

【目次】

Contents

・プロローグ

・大鳥ってなんだ?

・大鳥池の伝説 工藤大学と大鳥

・集落のなりたち

・熊狩り

・採集 山菜・キノコ・木の実

・八尺木と木流し

・山熊田

・山村の暮らし

・エピローグ

 

Others

・大鳥地域鳥瞰図

・大鳥の歴史

・大鳥の動物たち

・データで見る大鳥

 

最後に

最後に、この大鳥の輪郭を刊行するにあたり、たくさんの人にお話を聴かせて頂き、またたくさんの人にご協力していただきこの本が完成しました。大鳥の皆さん、山を2つ越えた先にある新潟県村上市の山熊田集落の方々、鶴岡市役所の方々、イラスト・体裁を整えるのに協力してくれた方々…。みなさんのお力が無ければこの本は完成しませんでした。

名だたる民俗学者が書いた本には足元にも及ばない、拙い調査研究、文章でありますが、自分にとってはとてつもなく思い入れがある一冊となりました。

 

地域で起こる出来事が、自分事として強く感じられる大鳥という場所は、日本全国の中山間地域と同じく過疎化・少子高齢化が進んでいます。よもすれば、消滅なんて言葉も叫ばれておかしくない地域ではありますが、僕はこの地域が好き。この地に暮らす地域の人たちが好き。

創村伝説、タキタロウ、狩猟・採集、農耕、祭礼…。800年前から時勢によって姿かたちを変えながら脈々と受け継がれてきた生業や風習、方言、共同体としての機能が目の前から少しずつ消えていく。無常ではあれど、大鳥の人たちがこの地で暮らしてきた証を、この地で暮らしていくための知恵や技を、情報として変わらぬ形で残しておきたい。

この気持ちは、大鳥の輪郭を作ろうと思った当初から今も変わらずにいます。これからも我流ではありますが大鳥の地域研究は続けていき、少しずつ形にして残していきたいです。

 

最後になりましたが、ご興味が湧いたら『大鳥の輪郭』を買ってくださいませ。

一冊に買っていただけると、僕の暮らしが少しだけ楽になります。笑

大鳥の輪郭販売ページ

 

せば、またの。

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