ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

おばあちゃんと、最後の横浜。

ども、田口(@tagu_h1114_18)です。   2016年度一発目の4月1日から、2泊3日で実家に帰っていました。 理由は、山形に住むおばあちゃんが、「横浜にある僕の実家に連れてってくれ」と言ったから。   僕のおばあちゃんは80数歳。 なんとか今でも畑仕事はして過ごしているが、自分の足で東京にいけるのはこれが最後になると言っていた。 本人が言うからそうなんだろう…。   関東に行っている間には、家族・親族に会ってきた。 初日はおばあちゃんの息子の家族の家。僕からしたらおじ・おば・いとこの家ですね。 僕も普段はなかなか会えない人たちだから、久々の再会は嬉しかった。 自宅に少しお邪魔して、そのあとしゃぶしゃぶ店でおしゃべり。 いとこは25歳と22歳になってて、ずいぶん大人っぽくなったと思ったけど、話してみれば昔と変わらなかった。それが逆に嬉しかった。従兄弟は、昔は兄弟で喧嘩や言い争いを結構しているように聞いていたけど、最終的にはいつも家族思いで、助け合っている。それは今も変わらない。 それに、何年ぶりかもわからないのに、「またいつてもおいで」と声をかけてくれるのが嬉しかった。 普段は全然連絡を取らないけど、"縁"を感じさせてくれる方々です。   ばーちゃんは別れ間際に、「元気でな。」「ちゃんとけぇよ(食えよ)」なんてことを言ってたっけかな。おばが少し涙目になっていたのが、僕の目の奥をも熱くした。
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おじ・おば家族と、うちの家族、それにおばあちゃんと。

  二日目は兄貴とその家族。 なんだか有名な豆腐屋で11時から食事。 京都風な店構え、庭、個室などで演出はすごいなぁ~と思ったけど、止めどなく流れこむ池の水の源流をたどると、塩ビパイプが見えたのが少し残念だった。都会に沢水を引き込むのは不可能よね…。笑 なんて、冗談はさておき、兄貴の子供はまだ0歳。 生まれたての写真を見せてもらってから3~4ヶ月しか経っていないのにしっかりと髪の毛が生え、首がすわっていた。うちの親・おばあちゃんともどもとにかくデレデレで。子供も時折笑ってた。 だけど、僕が抱くと、顔がしかめっつらになって、泣きそうな…。 猫には好かれるんだけどな。   僕も、もうおじさんです。 写真 2016-04-02 16 57 07 おばあちゃんが子供をあやしていると、どっちが子供かわかりません。 歳を取ると子供に戻っていくようなことをどこかで聞いたことがあるけど、ほんと、そんな感じがします。 ずーずー弁なおばあちゃんと僕らとの意思疎通はさておき、子供とはよくよく会話出来ているような気がしました。
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兄貴の家族と、うちの家族、それとおばあちゃん。

  そして、2日間とも、僕の実家がある横浜におばあちゃんと泊まっていました。 家にいるときは特別何もしていないし、一緒にご飯を食べたくらいだった。各々が好き好きに過ごしていた。 ばーちゃんはコタツに入ってフィギアスケートを見てるし、俺は本を読んでいるし。   貴重な時間なのかもしれないけれど、今日も明日も同じ一日。 僕の実家に来るのは最後かもしれないけれど、メークドラマもなんてのも違うし。こんな過ごし方もいいんじゃないかなって勝手に思っていました。
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うちの親とおばあちゃん

  僕のおばあちゃんは、昔はすごく怖かった。 まだ、茅葺屋根の平屋だった頃のこと。僕がまだ小学生だったから、15~20年前のこと。   茶の間の障子を破ってしまったら、めちゃくちゃに怒られた。 しかも、ズーズー弁で何を言っているのか半分以上わからないし。だけど怒鳴ってる。   正月に餅をついた時は、つかれた餅を丸める作業を手伝っていた気がしたけど、まるで戦力にならず、半分はじき出されていたような…。   コタツ上にあがった焼き魚を、飼っていた猫がくわえて持っていこうとすると、結構強めにハエタタキで猫をしばいていた。 「これっ!!!」 とか言ってた。   このばーさん、やべぇ…。 みたいな。   そんなばあちゃんも、もう80を過ぎた。 じいちゃんがなくなってからは10年が経った。   昔から背中は曲がっていたけど、今はもっと曲がっている。 昔はシャキシャキと歩いていたけど、今はピコタコと歩くようになった。 昔はしかめっつらが多くてすり寄りたいとも思えなかったけど、今は冗談も通じるようになったし、一緒に笑えるようになった。 ばーちゃんの輪投げは達人級らしく、全国2位の腕前らしい。 今も割と元気にさくらんぼの収穫もするし、スイカを持って歩いたりもする。   だけど、遠くないいつかに、別れを告げる時が来るんだろうなって思う。 その時が来るまでは、同じ時間・空間を楽しみたいなって思う。   せっかく同じ山形にいるのだから。   せば、またの。

-雑記