ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

空から山間集落を眺めてみる。~山形県鶴岡市大網地域をドローン空撮しました~

ども、田口(@tagu_h1114_18です。

2016年にドローン(DJI Phantom3 Advanced)を購入して以来、今までに僕の暮らす鶴岡市大鳥地域を撮影したり、熊狩りの勢子としてドローンを使おうとしてみたりしてきました。(通称:勢子ドローン)

とは言いつつ、普段はあまり活用できていないのが実際のところなのですが、今回は山形県鶴岡市、大網という地域の各集落を空撮してほしいとの依頼を受けたので、飛ばしてきた。

大網地域の全体写真(Google Map のスクリーンショット。)

大網地域は僕が暮らす鶴岡市大鳥地域と同じように狩猟・採集文化が色濃く残り、冬の積雪は2mを越える。特徴としては即身仏(生きながら漆を飲んだミイラ)がある大日坊、注連寺といったお寺や、”よみがえりの旅”と称し市を上げてPRをしている修験の霊地、湯殿山神社(出羽三山神社)もある。

大網地域の集落の位置関係はこんな感じです。

朝日村出身・大網地域出身の方は、必見ですぞ。

それでは空撮写真、ご覧くださいませ。

 

大網地域の空撮写真

 

即身仏で有名な注連寺がある七五三掛(しめかけ)集落。奥にポツリとあるのが注連寺で、手前が全て田んぼになっているが、元々は寺の下手に集落があった。残念なことに数年前に土砂崩れで注連寺より下の家々が全て崩壊してしまった。

 

 

上空からの注連寺。

注連寺、正面から。

これら4つの画は、注連寺の中の天井に描かれています。4年前に行ったきりだけど、また見たい。寝転がって眺めていたくなる。

 

大網地域、中村集落。女性が大変元気な集落という僕の勝手な印象。住居が密集していて、その周りに田んぼがある。

近年、ビニールハウスが5棟建てられた。

 

 

 

写真、一番手前の集落が関谷集落。

面白いのが、家々のすぐ裏に杉があってその後ろに田んぼがある。恐らく植林したのだと思うのですが、田んぼがあるのにどうして家の裏に杉を植えたのかが気になる。

真上から。

 

 

下村集落。大網地域の中心部のようなところで、郵便局や大網小学校(現在は廃校)がある。

 

大網小学校の真上から。

大網地域、上村集落。棚田がキレイ。山形県の棚田100選にも選ばれている。また、大日坊というお寺がある。まだ一度も入ったことがない。次回は必ず拝観したい。

 

 

田麦俣集落。個人的には田麦俣の空撮写真がお気に入り。

茅葺き屋根の多層民家。民具や囲炉裏、農作業の道具など、昔の暮らしぶりがわかる展示が多数。有料で見学できます。

 

田麦俣には田麦俣神楽という伝統芸能があって、毎年9月に行われている。

昨年神楽を見に行ったのですが、雰囲気がすごく良かった。地域の人は勿論、地域から出て行った若者もこの時ばかりはたくさん帰ってきてお祭りを楽しんでいた。

地域を空から眺めてみて…

空撮画像をみると、神社とかお寺が家々より高いところ、もしくは集落の中心にあることに気が付く。神様・仏様だから自分たちの暮らす家々より高いところに置いたのか、洪水があった時に浸水したり流されないようにしたのか。いずれにしても地域にとって大切な施設なので、普通の家々より特別扱いをしてたのは間違いなさそう。

 

家々が密集しているのは雪国の特徴かもしれないけれど、除雪に都合が良いからだと思う。鶴岡市の越沢集落というところでは、積雪状況を見ながら屋根の雪下ろしをする日程を集落で決めている。雪下ろしの日になったら朝からみんな屋根に上がって雪を落とし、その後まもなく除雪機で雪を飛ばすらしい。

大網もそのようにしているのかわからないけれど、一軒一軒の間に田んぼが挟まっていると除雪に都合が悪い。冬は行動範囲が狭いので、そのことも見越した集落の作りだと思う。

水路のことなど、気になることはまだまだあるけれど、またの機会にでも。

動画も撮影したので、編集したらアップしようと思います。

 

せば、またの。

-雑記