実と理を兼ね備えた人。
ども、田口(@tagu_h1114_18)です。
協力隊として3年目になってから、表に出る機会が減りました。
メディアに出る機会も減ったし、講演で呼ばれることも少なくなった。
ワークショップをやることも減ったし、目立つ活動を意識してやることは殆どなくなった。
外からのお仕事が減っている現状ではありますが、焦っている自分はあんまりいなくて、むしろ自分の足元を見つめ直す良い機会だと思っています。
僕は大鳥にきて何を学んだのか。
僕が大鳥で生きていられるのは誰のおかげなのか。
僕が大鳥を好きになったのはなぜなのか。
そんなことを、活動する中で改めて考え、感じていければと思っている。
昨年、大鳥以外でワークショップや講話の活動を沢山していて、メディアにも出させていただいた。いろんな人から声をかけてもらう機会が増えたし、その声に気持ちよくなっていた自分がいた。
その一方で、自分の生活はめちゃくちゃだったんです。一日一食しか食べない日なんてしょっちゅうだったし、家もめちゃくちゃ汚い。洗濯も月に3回くらいしかしていなかった。朝起きるのもスゴく苦手で、仕事も平気で遅刻していた。
そんな自分を見かねて、地元の人からめちゃくちゃ厳しい一言をいただいたことがあった。
「君、もう終わったね。」と。
最初はこの意味が全然わからなくて、「何言ってんの?!知るかっ!」と心の中で強く反発していた。
あれから半年経った今、ようやく少しわかってきた。
表面を着飾っていても、わかる人にはちゃんと内面が見えているということ。
言葉よりも、態度が大事だということ。
そんなことがあって、今まで自分のやってきた活動がとてつもなく薄っぺらく思えたし、わかった顔をして集落の暮らし、山の暮らしを講和で喋っていたのかと恥ずかしく思えた。
本物の人が語る言葉の裏には、膨大な量の経験と考察があったことを改めて感じる。
だからこそ話を聞いていて心がワクワクするし、スゴイなぁ…って感じる。
僕も先人と同じように現場の経験を少しずつ積み、その中でモノゴトが語れたり、表現できる人になりたいなと思う。
僕は基本的にバカだから、痛みを伴わないと学習しない。
身近に叱ってくれる人がいる幸せを感じながら、バカなりに突進して失敗して、学んで…。そうやって少しずつ前に進んでいければなと思います。
せば、またの。