ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

2013年の振り返りと、2014年のテーマ、抱負。

2015/01/29

新年あけましておめでとうございます。

年々、一年が過ぎるのが早くなっているのは僕だけでしょうか?

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エビ入りの年越しそば、作ってもらいました♪

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2014年の初詣

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ちゃんとお参りしてきました。

さてさて、年末年始といえば、今年は自分にとってどんな年であったか、来年はどんな年にしたいかを考える良いキッカケだと思います。

「今年はどんな年だった?」と聞かれても、今までは「楽しかった!」or「一年単位だと、自分が変化しているのを実感できる」みたいなよくわからない答えをしていました。

 

悪くはないが、中身が無いとはこのことですかね?笑

 

ブログも初めて一年が経ったので、今年はブログに載せて一年を少し振り返ってみようと思います。


今年は、やりたいことを少し見つけ始めた一年でした。

大きな変化があったのは、2013年3月に、会社を辞めたこと。

 

大学を5年間通った末の2年前、営業という仕事、メーカーという業界を望んで入った会社。

入社したての頃、新人社員研修で一番といっていいほど張り切っていました。

東京の営業に配属された後も、早く仕事を覚えて、早く一丁前の営業になれるように頑張っているつもりでした…

 

でも、責任を全て自分がかぶることもできず、判断を上司に委ねることしか出来ない自分にイライラして、次第に、主体的に仕事をすることをやめてしまっていた時期もありました。

 

自分が頑張ろうが頑張らまいが、週5日、会社にいけば取り敢えず25万の給料が毎月貰える…

そんなつまらないことを感じていながら仕事を続けていくことに苦痛を覚えていた。

 

頑張ったら頑張った分だけ経験として自分に帰ってくるから、将来の自分のためにも頑張ったほうがいいに決まっているのに、できていなかった。

憧れていた先輩も転職をし、尊敬していた上司も転勤し、誰を目標に、誰に感化されて仕事をしていったらいいかわからなくなった社会人2年目。

 

その頃に、ヒッチハイクで出会った萩原さんに強く影響を受け、山での暮らし、自然に近い暮らしを感覚的に良いなと思えた。

そこから、地方で働く手段を模索し、有難いことに地域おこし協力隊になることができた。

 

大鳥に来てからというもの、多くの素敵な人に出会い、沢山の事を学ばせてもらった。

 

山で生きる知恵、伝統文化、思想…

 

大鳥に来たことで得られた何よりも大きな気付きは、今の仕事で、今大鳥にいることで、自分が積極的に、主体的にモノゴトに取り組めているということ。

 

プライベートの時間も仕事に関わるような生き方ができている。

「生きるように働く」と言えばいいのか、「仕事と私事の垣根が低い」と言えばいいのか…

 

2013年の活動では移動居酒屋で人との繋がりを作ってみたり、山に入って木ノ実を採って販売したり、自分でモノづくりをしたり、講演したり…

今までやったことの無い、様々なことをやってきた。

協力隊になった頃に作った、3年間でやりたい30のリストでは、既に9つが達成されています。

この調子で全部達成していきたいですね♪

 

新しい世界に飛び込んだことで「広がる」世界。

何かやってみること、人と話してみることで「新しい自分に気づかされる」

そんな2013年でした。

 

そして新年明けまして2014年。

 

今年の僕のテーマは「深める」です。

 

春は熊狩りと山菜と田んぼ、夏は野菜と薬草、秋はキノコや木ノ実、米の収穫、冬は除雪と狩猟…

山を通じて、一年間で様々なことができることを地元の人に教えてもらいました。

でも、できることは教えてもらいましたが、僕自身ではまだできないことだらけ。

 

今年はその生活・仕事を自分で体現(形)し、より深く、大鳥の暮らし、山の暮らしを覚えていきたいと思います。

 

山での生活を真似して、自分のものにしていく中で、何か新しい里山の形が見えてくるかもしれません…

 

それと、2013年の秋から始めたモノも継続して作っていきたい。

2013年は、エコストーブ(ロケットストーブ)や小型太陽光発電装置を作りました。

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第一回目の失敗の末にたどり着いた、エコストーブ。

作り方はこちら

 

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小型太陽光発電装置の キットを購入して作りました。木の箱は端材を使って自作。

作り方はこちら

 

モノづくりをする中で、ホームセンターの資材コーナーを眺めたり、補強の金具やネジを見たりして、あれこれ考えることが好きなんだと気づきました…笑

 

自分の身の回りにあるものくらい、自分で直したり作ったり出来たら、誰が作ったかわからないモノより愛着が湧くし、安く生活をしていくことができる。いざ壊れても自分で作ったり直したりできる。

協力隊が終わっても、そんな活動をもライフワークとして続けていけたらなと思っています。

 

2014年も、生活を豊かにしてくれるものや、アナログだけど役立つもの、面白いモノなどを中心に作っていきますよ~。

 

2014年に作りたいモノ

  • 雪板(現在作成中)
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雪の上を、自作の雪板で滑りたいです♪

  • 落雪式の雪下ろし道具(現在作成中)
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まだ試作段階ですが、屋根の雪下ろしがこれで安全に、効率的にできる…かも。

  • 小水力発電装置
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難易度高めですが、作ります。エネルギーの自給を目指して…

  • エコハウス(モバイルハウス的なモノ)
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憧れの坂口恭平さんが提唱したモバイルハウス。頑張れば普通に作れる気がします。

  • テゴ(カゴ)
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これはアケビのツルで作ったテゴ。こんな工芸品も、地元の人は作れます。

  • カホン(楽器)
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簡易的なドラムみたいなやつ。これで遊べる♪

  • 塩ビ笛(楽器)
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笛。かなり簡単に、速攻で作れそうかな。祭りで使えるか?

  • 非電化冷蔵庫
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少しレベル高め。非電化工房の藤村さんが作った非電化冷蔵庫。もう少し簡易的なやつを作りたいです。

ざっとこんな感じです。

全部が作れるかどうかはわかりませんが、頑張ります!作ったら作り方もこのブログでシェアしていけたらなと思います。

他にも、「こんなの作ったら面白いんじゃない?」というものがあればゼヒゼヒ教えてくださいね!

 

今年は2013年よりもストイックに、動き回っていきたい。

動き回って山の暮らしを知る中で、協力隊が終わったあとも大鳥で自活していく為のヒントや実感を得られていけたらいいなと思います。

-セルフマネージメント

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