ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

マタギ見習いの狩猟日記vol.1 狩猟免許を取っても、獣は獲れない。

2015/02/02

ども、新米猟師の田口(@tagu_h1114_18)です。

 

ここ最近の大鳥は、積雪に積雪を重ね、たった3日間で1m50cmくらいまで積もっちゃいました…。

ホント殺人的。

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車も一日半、放置してたらこの通り。雪に埋まったというより、ここまできたら装備だね。雪アーマー。

救出するのに1時間もかかってしまった。笑

 

さて、10月中ごろには24,000円くらいを支払って狩猟登録も済ませていたので、今年からは時間がある時にちょこちょこ獲物を狙いに鉄砲担いで山に入っています。

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これが狩猟してOKなとこ、悪いところを示すマップ。狩猟をしていい場所かどうかの確認は必須です。

 

大鳥地域は大自然に囲まれまくっているし、秋なんかは地域内でサル、タヌキをしょっちゅう見ていたので、冬にはジビエ料理いっぱい食べられるかなぁ~なんてワクワクしていました。

※サルは狩猟鳥獣ではないので、有害駆除の資格がないと猟できません。

 

大鳥地域の冬の時期の狩猟といえば、ウサギやキツネ、テン、ハクビシン、イタチ、ヤマドリ、カモ…。

この辺の鳥獣に出会えればいいなぁ~なんて思って山を歩いているのですが、獲物の姿がサッパリ見当たらん。

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秋にしょっちゅう見かけてたとはいえ、動物の習性を知らない人間がいくら山に入ったって獲物を獲るのは難しいんだろうなと感じます。

 

それに山に一人で入っていると、結構怖いんですよね。後ろから熊に襲われたらどうしよう…とか、サルの大群に襲われたらどうしよう…とか、遭難したらどうしようとか。

急に背後から「ドスッ!」という音がするのでとっさに反応すると、木から雪が落ちてきた音だったりします。

木々と動物以外に何もいないであろう静かな白銀世界だからこそ、近くで物音がするとやたら、ビビってしまう。無駄な考えをする余裕はないけれど、体が怖い!と反応してしまう。

山菜取りやキノコ採りで山に入るとクマなどの野生動物に遭遇することもあるし、滑落することもありうるので同じような環境なのですが、気分が全然違います。動物の命を奪いに行くことが、逆に奪われるかもしれないという恐怖も感じさせているのかもしれない。

 

この恐怖を言葉で上手に説明できませんが、簡単に言えば僕はまだまだ新米猟師だということです。

 

ひざ上までズボッと抜けてしまうくらいふかふかの雪の中、かんじきを履いて登っていくこと20分。

なんと!

 

足跡を発見。

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写真の手前から木に向かって伸びているのが何かの足跡。ちなみに右側は僕の足跡。

足跡がまっすぐに伸びているからキツネだろうか…。にしても歩幅が小さい。テンかな…。

 

ウサギは雪がかぶらない木の根元で隠れて休んでいることが多いということは地元の猟師さんから聞いていたが、足跡からすると違う。

けれど、ちょっぴり期待し、ちょっぴりドキドキして鉄砲を肩から降ろす。

弾を一発だけ詰め、いつでも撃てるように構えてそーっと近づいて覗き込んでみた。

 

 

が、何もいない。

 

周りを見渡してみると、既に逃げた後らしき足跡もあった。

足跡は結構新しかったので、山を登ってくる僕に気付いて逃げたのか…それとももう少し早く来ていればよかったのか。

ぐるぐると思いは駆け巡りつつ、足跡を追いかけたかったのですが日の入りがきてタイムオーバー。

 

ちょぴっと期待した分、出会えなかったのは残念だけれど、足跡を見つれたのでまぁ良かったとします。

 

カモも含めて全ての狩猟鳥獣が解禁になるのが11月15日で、猟期が2月15日まで。大鳥では12月に入ったら雪が降り始めるので猟期中はほぼ雪に覆われた状態。

だとすれば、雪の中だけど視界が良いという条件を味方につけ、ひたすら山に入るしかないのかな~と思います。

雪山は歩きにくいし手足は冷たいし、辛いこともあるのですが、狩猟に出掛けている時はなんだか楽しい。

 

次回からはGPS機能で現在地は勿論、標高や高低差、歩いた距離までをMAP上に記録できるアプリのYAMAPを活用して「どんなところを歩いたのか」というデータも記録していきたいと思いますので、その辺も公開していければなと思います。

 

せば、またの。

 

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