ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

雪国育ちの方々を本気で尊敬します!雪国生活1年目にして思う、回避不可能な6つのツライこと。

2015/01/29

今年は関東で記録的な大雪ですね。

東京都内では20センチ以上も積もったとか…

 

僕も横浜に住んでいたときに何回か積雪を経験しています。

通勤電車が遅れまくり、ホームに人が溢れかえっていつになっても電車に乗れない。駅から降りて、会社に向けて歩き始めたらスってんコロリン。革靴は良く滑ることを教えてもらいました…。

雪が降ると車も出せないは電車も止まるはでめちゃくちゃ大変だということを、今年は特に感じさせられたのではないでしょうか?

 

でも、雪国で暮らす人たちはそんな積雪と毎日格闘して生きています。

 

当然、雪は降るものだという心構えいて、雪かきグッズも万全。

極寒にも関わらず朝早く起きて、当たり前のように玄関前の除雪をしています。

 

素直に「スゴイなぁ~」と思いつつも、横浜に住んでいた時は除雪なんて一切やらなくて良かったことが、雪国に来てからはやらなければ生活していけなくなってしまいました…。

住む場所が変わるだけで、苦しみが増えるというのは凄いハンデ。

そこで今回は、雪国生活一年目にして経験してしまった、回避不可能の6つのツライことをご紹介していきます。

1.玄関前除雪・屋根の雪下ろし

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雪が積もりに積もったら家から出られなくなります。(僕の住むところは積雪が毎年3m以上。)

スコップやスノーダンプ、除雪機などを使って定期的に玄関前を除雪しなければいけません。

除雪対策が貧弱だった昔は、リアルに家の二階から出入りしていたみたいですね。

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落下式の屋根ではない家は、雪が積もりすぎると冗談なしに家が潰れてしまうので、屋根に積もった雪を下ろさなければいけません。

ところがこの雪下ろし作業は結構危ない。屋根から落ち、場所が悪ければ即病院送り。屋根から落ちてなくなる方も毎年後を絶たない。

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雪のある時期とない時期でこんなに違います…

 

2.水道が凍る

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水道が何回も凍りました。水道の元栓を締めて、ちゃんと水抜きもしているのに…。

-4℃を下回ると水道は凍るらしい…。

水道が使えないと洗濯もできないしお風呂もトイレも入れない。隣の家に風呂やトイレを借りにいくのも少し気が引けますよね…

インフラが整備されていて当たり前のこの時代に水が使えないのはかなり不便です。

 

3.車の運転

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道路に雪があって当たり前。

シャーベットになっていたり、ガチガチに固まっているとなお危険。更雪が溶けているように見えても、ブラックアイスバーンといって、路面がツルツルの場合もある。

僕はこのブラックアイスバーンで車ごと横回転したことがあります…。スケートリンクなら良い点が取れたのかもしれませんが、普通の道路だったので誰も点数を付けてくれませんでした…。

慣れも必要でしょうが、春~秋のように飛ばしてられません。通勤で車を使う人も多いと思いますが、雪国であれば、普段の通勤の1.2倍くらい時間がかかります。

あと、当たり前ですが4WD車・スタッドレスタイヤが必須。それでも滑るくらいなので…

無論、バイクなんて冬場は鉄の塊でしかありません。

 

4.寝る時めちゃ寒い!

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右側が室内温度。1℃あれば良い方です。ホントに…

家の中でもサバイバル。部屋の中でさえも気温は大体0度以下で、ストーブやら電気毛布やらをつけていないと寒すぎて寝てられません。

知人は、寝てる時に自分が吐く息で布団が凍ったと言っていました。アイスマン。

 

5.光熱費がバカにならない。

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コタツやら電気毛布やらストーブやら、何かとお金がかかる。

特に灯油代。

部屋にストーブがないと死にます。我慢大会のレベルではありません。

灯油代を沢山払えるほどのお金も無いので室内で厚着をし、ストーブの設定温度を最低の12度にして何とか燃料が長持ちするよう頑張っていますが、5日で10Lの灯油缶が空っぽに…

薪ストーブがあれば懐に優しくて良いですが、僕の家にはまだありません。

 

6.スマホのバッテリー消費が早い

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意外かもしれませんが、寒すぎるとスマホのバッテリーの消耗が早くなります。

僕の使っているiPhone5は使用条件が0~35℃で、それを下回ると自動で温度調節を行いバッテリーの消耗が激しくなる。朝はフル充電なのに、昼過ぎにはバッテリーがゼロになることもありました。

服のポケットにいれるなりして、肌身離さず持ち歩きましょう。

※ちなみに、iPhoneは-30℃くらいで壊れるらしい…。

 

雪国に住むだけで、無賃労働が発生し、時間も奪われ、お金もかかる。

運転すればスリップして事故する可能性もあるし、屋根から落ちれば病院送り…。

 

雪国は雪が降らない地域に比べ、生活レベルでハンデが大きすぎます。

 

でも、雪国に住むのも悪いことばかりではありません。

  • 雪解け水が川に注ぎ、お米や山菜・キノコが美味しく育つ。
  • 川にはイワナなどの淡水魚が沢山。
  • 野菜を冷蔵庫に入れなくても全然腐らない。
  • 雪国には雪室(ゆきむろ)という天然の雪の冷蔵庫があって、お酒やお米、野菜などを冷やしているのですが、雪の中で保存しておくと糖分が分泌されて甘味が増して美味しくなるそう。
  • スキーやスノボーが好きな人にとっては、ゲレンデが割と近所にあるのでアクセスが便利。

などなど…冬に雪が沢山降るからこそ得られる恵みを活用すれば、冬もまた耐え忍ぶだけの季節ではなくなるかもしれませんね。

 

地元の人は「春を迎えた時の喜びは格別!」だと言います。

雪解けまであと2ヶ月…

 

素敵な春を早く感じたいものです。

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