ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

『かみえちご山里ファン倶楽部の講義&朝日の可能性を探るワークショップ』を主催しました!

2015/01/29

生まれて初めて、自主企画で講義&ワークショップをやりました。   一言で言えば、めちゃめちゃ疲れた… 初回にしてワンマンで3時間半のボリューム、ものすっごくシンドかった。笑   そして、素人の講義&ワークショップ、かつ後半グダグダだった僕に付き合ってくれたまちづくり塾のメンバー、本当にありがとうございました!   今回は、こんな企画を思いついた背景や講義&ワークショップをする前の準備段階、本番、終わった後で色々と得たものがあったのでアウトプットしていきたいと思います。  

企画背景

2013年9月に役場の方々と一緒に新潟県上越市にある、NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部に視察に行ったことがそもそものキッカケ。 そこで聞いた講義の内容が素晴らしすぎて、一瞬で打ちのめされてしまったと同時に、虜になってしまった!   里山の捉え方、里山にあるモノの本当の価値を、これからの里山の役割、地域サポート人として地域でなすべき態度・役割、全てが新鮮。   驚くべきことは、特別に目立った活動が無いこと。 ※ここでいう、特別に目立った活動というのは、徳島県のサテライトオフィス葉っぱビジネス、岡山県の棚田再生した上山集落みたいなことです。 棚田で米作りを教える学校をしたり、味噌や梅干しを6次産業化して販売したり買い物代行をしたり… 現時点で何かに吐出して産業化している訳でもありません。 むしろ、そのような取組みは日本どこででも行われていること。   そのような吐出した取り組みではなく、エネルギー革命以降、廃れていく一方だった里山自体を捉え直し、里山が生き残っていく手段・幸せに生きていく手段として枠組みを作り、自分たちで出来ることから地域づくりを始めていったことに感銘を受けました。 僕の住む朝日や大鳥もかみえちご山里ファン倶楽部と同じように里山の集合体で成り立っている地域なので、選択肢の一つとして朝日地域(僕の住む地域)の若い人たちに取組みや仕組み知っても貰えたらなと思い、講義をすることにしました。 そして、話を聞くだけだとつまらないので、得た知識の部分的なアウトプットを目的にワークショップを同時に企画しました。   ちなみにこんな企画書。 企画1 企画2 この企画書を2013年10月頃のまちづくり塾の集まりで提案し、12月上旬にすることを決めた。 のちに、この企画書のワークショップの内容が大きく変わっていくことは、僕でさえ知らないのであった…笑  

資料準備

講義編

ここが一番時間が掛かったし、一番苦労した。   ビデオで録画しておいた3時間の超ボリュームある講義を何度も見直し、必ず伝えたいポイントを押さえておく。 それから、かみえちご山里ファン倶楽部から頂いたパワポ資料の中で伝えたいポイントのスライドを引用しながら自分のスライドに作り替えていく。 講義の資料を完成させるだけで3日。トータル15時間くらい掛かったかな… 講義のスライドだけで54ページ…   その後、完成した資料を元に3回ほど練習しました。 簡単に言えば、ひとりで講義していました。 僕、変態…笑 1時間の講義×3回の練習なので、トータル3時間。 スライドのボリュームと喋りで、1時間以内に収まるかを確かめたり、スライドの順番を変えたり、作り変えたり、言い回しを変えたりと微調整をしていく。   練習している中で気づいたのですが、誰かの講義を吸収して、他人にアウトプットするのは本当に難しい。   講義の内容がめちゃめちゃ勉強になったし共感できたからこそ企画したのですが、抽象度の高い内容で、講義の話し手のレベル(人間力みたいなモノ)が恐ろしく高い。 自分のような味噌ッカス協力隊では、到底太刀打ちできないレベルであることを、自分自身で練習で話してみて初めて実感しました。 だから、せめてものあがきで、自分の経験を例に出しながら話をしてみました…  

ワークショップ編

ここの資料作りは割と軽めに考えていましたが、いざ中身を練ってみると楽しくなっちゃって、Stand Upしながらホワイトボードにワークショップの流れを書きなぐっていました。 553171_562719870468698_181152506_n The ひとり会議。 一人でハンパなく喋っていました。ここでも僕、変態。笑   このグチャグチャのホワイトボードをパワポにまとめたのがこちら。 フロー ここまでで1時間半くらい掛かった… その他、ワークショップ中のヒントとなるようなスライドだったり、アイスブレイクだったりを準備していました。 トータル6時間くらいで作れたかな。   ワークショップの資料は、テーマに沿ったワークの指示とタイムスケジュールを明確にすることを意識して作りました。 初めてということもあり、忘れないようにタイムスケジュールに沿った指示を全てスライドに落とし込んでおいた。 最初に全体の流れを指示しておき、ワークの段階に合わせて、その都度具体的な指示を説明していくような感じ。   ファシリテーションなどを一切勉強しておらず、今まで参加して良かったワークショップのイメージを参考に作ったので、完全に至らないところだらけなのですが、そこは初めてなのでご愛嬌…   おまけにこんなスライドも作りました。 ルール 5箇条 参加者から「無駄に時間かけすぎでしょ!」と言われました。笑   いいんです。楽しくないとやってられないから…   そしてこのワークショップの内容が本番で酷いことに…笑  

講義&ワークショップ本番

昼間13時半~17時までガッツリやりました。 初回なのにかなり無理しちゃいましたね…  

講義編

一時間弱くらい喋りました。 IMGP9846 オモロ要素入れつつ話そうかと思っていましたが、笑い取れず… DSC_1302 有難いことにみんな真剣に聴いてくれていて、なんだか逆に緊張しちゃいました。  

ワークショップ編

当初考えていた「朝日にある資源の洗い出し~アイデア出し~目標設定~手段の模索~まとめ」までを2時間程度でやる予定で冒頭に説明しましたが、「この量はこなせないだろう」という声を頂き、即座にこのプランを辞めました…   言われてみれば確かにそうですよね… Start Up Weekendというビジネスプランコンテストでも、即興で組んだチームで週末の54時間をかけてビジネスプランを練り上げて発表していくのに、ほんの2時間で立ち上げるのは厳しいですよね。 個人的には実現可能・不可能を気にせず、大したモノにならなくてもいいかなっと思っていましたが…   そんなこんなで、当初予定していたプランの一番初めの段階である「朝日にある資源の洗い出し~それがいかに優れているかの見直し」をして、お互いに発表し合うということまでに変更しました。 DSC_1306 そして何故か僕もワークに参加することに…笑 IMGP9870 なんだかんだ結構盛り上がっていました♪  
感想のフィードバックと、自分の感想
最後に、アンケートをとらせて頂いたので、その一部をご紹介。  

かみえちご山里ファンクラブの講義について

■どんな学びがありましたか?
・外と内をつなげる中間役が必要だと感じた。(地域のコミュニティーは深いと思うが、外の人を受け入れがたい風習も朝日にはあると思う) ・「守りの経済」ってあるのが新鮮だった。 ・地域おこしは何かイベントをやったりすることではなく「維持」だということがすごーく気づかされた感じがする。考え方が変わりました。成功とかを求めるものではないんだなーと。
■率直な感想を教えて下さい
・朝日でも何かできそうな気がする勇気がもらえた。 ・話すスピードがちと早かったかなと。あとどうしても情報量が多く、ボリュームある感じでした。 ・自主自立という基本の重要性を改めて感じた。地域の維持していく事の手法、重要性など感じるものがあった。
 

朝日の可能性を探るワークショップについて

■率直な感想を教えて下さい
・小中高の子供らにさせてもいいかもね。 ・朝日にいる人にとっての価値としてならすごく良いものがたくさんあるが、外からは知られていないものがあるので勿体無いと思いました。 ・まちづくり塾であさひのよいもの、素材出しはあらかたできているのでは?それをもう一歩すすめてどう活かしていけるか、地域を維持していくためにどんなシステムが良いかなども話し合えばよいのでは。長所はもう一覧にまとめて、その上でどうするという話を今後したほうが。これを踏まえてかみえちご的な取組を朝日でも実践できるか、みたいな感じでもよかった。
■テーマ、進行など、不満点・改善点があれば教えてください。
・時間配分。 ・やっぱ時間足りない。 ・グループ分け、等指示をどんどん出してもらえてもよかったかなと。
 

自分の講義の反省点

  • とにかく落ち着きがない
⇒常に体が動いている状態で説明をしていた。聞き手が気になるような所作は控えるべき。話に集中できない。
  • 早口
⇒聞き取りづらいのは雑音と同じ。聞き取りやすい声のトーン、スピードを意識する必要がある。
  • 聞いている人の顔を見ながら話すことがあまり出来ていなかった。
⇒伝えるという意味では非常に重要なポイントだと思います。聞き手の顔の表情を伺いながら、例え話を織り交ぜたりするべきだった…
  • 聞き手がインプットするにはボリュームが多すぎた。
⇒今回の講義を聞いてくれた人が、講義の内容を他の人に紹介できるようにポイント絞って伝えてあげるべきだった。  

自分のワークショップの反省点

  • 無理のないスケジュールですすめるべきだった。
⇒ワークの内容に応じて、時間が足りなくなることも見越した時間配分にすべきだった。
  • 適時、明確な指示を出して上げなければいけなかった。
⇒主催する側が色々と大きくプランを変えてしまっては、参加する側が混乱する。プランを変えまいと思っていましたが、当初考えていたワークはボリュームがあり過ぎて、参加者の声を聞けたから方向転換できたが、頭の回転が悪く、その場その場で対処できなかった。もしプランが変わってしまった場合も想定して考えておくべきだった。
  • ワークショップになってから息切れをして、自分自身がグダグダになってしまった。
3時間半の長丁場を一人で切り抜けることが出来ませんでした。単純にキャパオーバー。場数が足りないのも勿論ですが、自分の調子も考えてやらなければいけないなぁ~と思った。   有難い感想もあり、有難いご指摘も頂きました。   「人生で初めてだけどやろう!」と思って企画し、あーでもないこーでもない!と一人で会議しながら資料を作り、「これで大丈夫!」と思って開催したところ、思わぬところでつまづいた。 一回目から上手くはいかないものだなぁ~と、改めて思う。   でも、やりたいことであれば初めてだとしてもやる意義は十分にあるなと…   やれば手ごたえや反省点を肌で感じることができる。   そこからまた、次に転がっていける。   人に価値を感じてもらうことは凄く難しいし大変だと思うけど、誰かがやっていることだから自分に出来ないわけじゃない。   最終的にはそんな当たり前でシンプルな結論に至りました。   最後になりましたが、当日付き合って頂いた参加者の皆さんには改めて感謝です!   ありがとうございました!!!

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