ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

【講話イベント 4月28日(木)18時半~】『地域とは何か。大鳥地域を輪郭からつかむ。』

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ども、田口(@tagu_h1114_18)です。

鶴岡市地域おこし協力隊として2013年5月1日に着任してからもう3年が経ちます。

協力隊はこの4月末日で終わり、5月からはいち大鳥住民として活動をしていきますが、一つの節目として、大鳥で学んできたこと、経験してきたことをアウトプットしたいと思います。

 

お話すること

地域はマタギとかタキタロウとか、特異な文化ばかりを切り取られがちだけど、地域は生もので、いろんなピースが集まってできている。だから、「光を当てるなら何か一つに絞ったほうがいい。マタギならマタギ、みたいに突出させたほうが良い」と言うのも、地域そのものを語る上では違う気がする。僕は3年間で狩猟・採集、自治、行事、神社、方言、神社、方言、伝説、山の道など、いろんな大鳥に触れてきた。その一つ一つが地域を形作っていたし、その一つ一つを知ることが地域を理解することの近道なんじゃないかなって思って、一年間かけて民俗誌という少しお堅い本を作ってきた。

 

なので今回は、民俗誌を作る過程の中で知ったこと、地域の人から見聞きしてきたことを中心にお話できればと思っています。

僕個人のお話というよりは、民俗学チックな話がメインということです。

 

例えばこんなこと…

・狩猟・採集を中心とした暮らしのこと。

・マタギ勘定と平等。

・共同作業・結・縄張りが果たしてきた意味。

・山奥では交易は必要不可欠だった。

 

それに加え、僕自身の考えもお話しできればと思います。

地域おこしとは何か。地域に残すべきものは何か。みたいな話をするつもりです。

 

共同作業はなんの為にあるんだろう?とか。なんで山の神を信仰しているのかな?とか。なんで今だに神主に金を払ってお祓いしてもらってるのかな?とか。なんでおじいちゃん・おばあちゃんはあんな不便な山奥から町中へ降りてこないのかな?とか。

そういう山間部の日常風景の解像度を、少しでも上げられる機会になればいいなと思います。

 

だから多分、「ステキー!」とか、オシャレ―!なんて感想は持てないと思います。スローライフとか、ゆるふわとか、『リア充、山の生活!』とか。僕からそういったキーワードを使うことはありません。悪しからず。

 

【大鳥の概況】

かつて、大泉鉱山で栄光を極めていた頃は1500人もの人が大鳥に暮らしていたが、昭和後期に廃坑になって以後、人口が減り続け、現在は80数人。高齢化率70%超。

狩猟・採集文化が残る奥山の僻地。鶴岡市街地から35km、朝日庁舎から20km離れ、冬には2m以上もの雪が積もる。自然体験学習施設、大鳥自然の家や、タキタロウ館などの観光施設もある。朝日連峰の玄関口でもあり、登山や釣り客が毎年訪れている。

 

あと、時間は2時間でとっていますが、僕からのお話は正味1時間もないと思います。多分、そんな長くも一方的に話されたらシンドイと思うし。早く終われば早く解散するし、質疑応答や意見交換をしてもいいし。

大鳥地域のこと以外でも、僕個人に聞きたいことがあれば、遠慮なくイベントのタイムラインに書き込むか、直接メッセージください。当日にお答えするようにします。基本的に、僕に聞いていけないことはありません。わからないこと・プライバシーすぎること(クレジットカードの暗証番号など)以外はお答えしていきます。

■質問例

・今後の生活設計はどうする?

・どうして鬱になったの?どうやって対処したの?

・月々いくらで暮らしていくの?

・仕事はどうするの?

・複業スタイルってどうなの?

・地域のわずらわしさは?

・地域との距離感はどんな感じ?

・地域行事の参加とかはどうしてる?これからどうしてく?

 

【主催者の気持ち】

往々にしてこういった地域論、地域談義みたいなのは、雰囲気が暗く・重くなりがち。人口減少とか少子高齢化とか。そんな話ばかりが渦巻くと、しんどいので、なるべく楽しく終われるようにしたいですー!

 

開催概要

日時:2016年4月28日(木)

時間:18:30~20:30頃まで。

場所:みちくさ舎(〒997-0028 山形県鶴岡市山王町10 みちくさ舎)

定員:20人程度。あんまり過密でも息が苦しくなっちゃうので。

参加費:500円

申し込み:できればフェイスブックイベントページ(https://www.facebook.com/events/867465316697468/)の参加ボタンをポチりとしてもらうか、このブログの問い合わせからメッセージを下さい。だけど、飛び込み参加もOKです。

 

せば、またの。

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