こんな風景が一ヶ所でまとめてみれる場所が日本にあったのか?!秘境感がハンパない!!!心を揺さぶる大鳥の絶景7選
2015/01/29
僕が大鳥に住み始めた当初から、大鳥のことを秘境だと言ってきました。
秘境なんて言ったもん勝ちな部分があるかもしれませんが、個人的には普通の片田舎には絶対に負けない超秘境。(張り合ってもしょうがないですが…笑)
僕が大鳥に移住してきて一年が経った。
そんな目の保養になりまくる幻想的な風景も今では身近にありすぎて、初めて見たときほどの感動はしなくなりましたが、手を休めたときにふと山や川を眺めていると、安らぎを感じている自分に気が付く。
こんな舌を巻くほどの景色は、コンクリートに囲まれた東京では出会えなかった。
人に囲まれた社会で生きていると、喜びや楽しみもあれば、摩擦が生まれストレスもたまる。都会・田舎関係なく、普段人に囲まれて生きていると当たり前のように生まれる感情。
けど、何も自分の心を動かすのは人だけではない。
そこにある自然や風景が感情を与えてくれる。
高揚、集中、安らぎ、切なさ、儚さ…。
日々大鳥の雄大な景色に触れ、その時々で色んな感情が顔を出す。
それもまた、自然の中で生活する醍醐味だし、あってしかるべきことなのかなと思います。
一年間の大鳥生活の中で見ることができた景色はまだまだ少ないけれど、今回はその中でも特にオススメの景色をご紹介していきます。
そしてもし大鳥に来ることがあれば写真を撮るだけでなく、その景色を肌で感じて欲しい。
笹根隧道(ささねずいどう)
大鳥に向かう道の途中にある笹根隧道。こんなトンネルが生活道として未だに使われているところは珍しいのではないでしょうか…。オレンジ色のライトがトンネル内を照らし、天井から水滴が落ちてくる、何とも言えない雰囲気をかもしだしています。このトンネルもあと2年で使われなくなる…。
荒沢ダム周辺
5月上旬~6月上旬まで山の雪解け水が荒沢ダムに貯まり、こんな絶景が見られます。
まるで木が水面から生えているよう。
松平山(まつびらやま)
大鳥集落を一望できる松平山。集落から30分くらい山を登ればこの風景に出会えます。
日本の原風景、昔の人の暮らしを思い起こしてくれる。
大泉鉱山 選鉱場跡地
昭和54年(1979年)に閉山した大鳥鉱山。その選鉱場の跡地が今でも残っています。中を見ることはできませんが、廃墟マニアにはたまらない。
春~秋の天気が良い日に鉱山の絵を描きに訪れる人たちがいます。
大鳥池
朝日連峰の麓、大鳥から登山口がある泡滝ダムまで車で30分、泡滝ダムから大鳥池まで歩いて3時間という長い道のり。
『釣りキチ三平』で一躍有名になった伝説の巨大魚、タキタロウが住む大鳥池。
釣りのお客も勿論、絶景を楽しみにくる登山者もいます。
秋の紅葉
10月中旬~11月上旬のわずかな期間、大鳥周辺の山々が一気に紅葉します。
山が赤一色に染まっていく様は何とも言えない。
冬化粧と無音の世界
冬の夕暮れ。幻想的…
冬は積雪3mの雪の壁に覆われる豪雪地帯で、毎日のように雪が降り、雪かきに追われる日々。
寒く雪に閉ざされた大鳥でも、晴れ間を覗かせたときの雪化粧した山々の景色は格別。
生き物の声も聞こえず、無音の世界。
終わりに…
いかがでしたか?
素人が撮った写真が殆どなので感動するほどの写真ではなかったかもしれませんが、生でみると心震える絶景が大鳥にはあります。(プロカメラマンが撮れば、大鳥だけで一冊の写真集ができますよ、絶対。)
景色を見ることで生活の足しになんてならないし、お腹もふくれない。
けれど、その景色を通じて何かを受け取りたくて、みんな富士山に登ったり滝を見たり花見をしたり、紅葉狩りをしたりするんですよね。
そのくらい自然や風景には力がある。
地元の人も仕事を一息ついて山を眺めると「いい景色だなぁ~!」「最高だ!」と言う。
僕も時々、川沿いのコンクリートに座ってパソコンを開き、ブログを書いたり、資料を作ったりしますが、天井がどこまでも高く、自然の音を聞きながら作業するとめちゃくちゃはかどります。
その背中を押してくれる力が何なのか、目には見えないし感じるにもたやすくないけれど、無意識に体が求めていることに気付くと、やっぱり自分も自然の中で生きる一つの命なんだな~と感じさせられる。
コンクリートに囲まれた生活が悪いなんて一切思わないけど、適度に自然と距離を保ちながら暮らしていくことが大切なんじゃないかな。
ではでは、今回はこの辺で~。