ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

『脊髄梗塞10年目のショック!』あした天気にな~れ!からの転載

ども、田口(@tagu_h1114_18)です。

以前から編集作業で関わらせて頂いている、脊髄梗塞を患って障害者になられたマルさん。文章を作るお手伝いをさせてから8年以上が経ち、今回で14回目の記事となりました。

大鳥にも日記をつけている人がたくさんいますが、日常を綴るというのは本当にすごいと思います。今日どんなことをやったのか、気が付いたのか、誰と話をし、何を食べ、何を感じたのか。日々の記録は自分のもので、他人に見せるものではないにせよ、マルさんが文章を書く下地には小さな積み重ねがあるように思えます。日常の中に大切なことが、実はたくさんあるのだと思います。

 

脊髄梗塞の患者さんや医療従事者、リハビリ関係の方々も、よかったらコメントをお寄せください。

※なお、現在はnoteにてゆっくりとブログを更新しておりますので、もしよろしかったらこちらもご覧ください。

マルの「あした天気になーれ!」


 

ご無沙汰しておりましたがお変わりありませんか。新緑の映える季節、寒暖差の大きさに戸惑ってしまう私ですが、脊髄梗塞を発症してから10年目に入りました。今回は10年目の"ショック"をいくつかあげてみようかと思います。

①10年もすると痛みや体調不良も落ち着くだろう、62歳はまだ後期高齢者の手前だろうと思っていたのですが、体力は確実に落ちておりました。ショックです。
最近、麻痺状態の足に怪我を負ってしまいました。常に痺れと痛みがあるためか怪我をしていても、後になって内出血していることで気付くのです。時には完治に1ヶ月以上掛かる打撲捻挫もある始末で、ますます不自由になってしまいます。そして車椅子を両腕で漕ぎ、プッシュアップでの移動や家事等の作業もすべて両腕で行っているせいか、手や肩に相当の負担がかかります。湿布やテーピングをしながら何とか生活できていますが、両手が使えて本当に良かったと思います。

②コロナ生活は大変なことばかりでしたね。私は元々引きこもり気味でしたから、不自由さを感じずに済んだかもしれません。しかし、ワクチン摂取4回目の頃から細かい湿疹と皮膚に赤い反応が出て、皮膚科と内科を受診することが増えました。原因は正確にはわからないとのこと。免疫力の低下、アレルギー体質、多服薬による肝機能、腎機能の低下…?わからないことだらけですが、ウィズコロナとして5類に移行します。これからもコロナ感染には気を付けていかなければなりません。私達のような持病、障害を持つ人、医療、福祉従事者の中には不安が拭えない方がおられるのではないでしょうか。人混みの中ではマスクは当分の間外せないでしょう。ウイルスの底力には驚くばかりで、ある意味ショックですね。

③脊髄梗塞発症から10年目、家のリフォームも福祉用具・補装具も10年目。家電も10年目に近い。それらが代わる代わる修理、買い換えの時期になりました。実際にエアコン、温水器、シャワー、 ロホクッション、入浴キャリーの修理、買い換えを行いました。
さらに2022年頃から世界的にも異常な物価高。多くの問題があるのでしょうが、"コロナショック"、ウクライナとロシアの戦争が大きな原因になっているそうです。気持ちも財布も悲鳴を上げる始末ですが、家族みんなで協力して乗り越えて行こうと思います。
新年度を向かえられたみなさんも幾多の苦悩を乗り越えられ、新しい気持ちで活動されていることでしょう。最近では野球のWBCがとても盛り上がっていましたね。街にもたくさんの人が戻って…。嬉しいことですね。先日、私の家にも友人がお花を手にして足を運んで下さいました。すんごく嬉しかったです!

④発病から10年目ですが、私は毎晩ベッドの上でストレッチと自己流の軽いリハビリを行っております。足首を両手で持ち上げて頭の上まで軽々と上げる私、バレリーナみたいです。10年近くほぼ毎日続けられたこと、何とか生きてこられたことに驚きです。これも10年目の"ショック"でしょうか…?ちょっと違うようですが、私らしいでしょ♪☺

 

10年目の"ショック"をつぶやいてみました。本当にありがとうございました。

脊髄梗塞患者さんのお声もお待ちしておりま~す。

2023年5月 ブログ14段目  ~ マル ~

-転載記事

Scroll Up