ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

3月21日(木.祝) 地域未来フォーラム「地域多様性でいこう。」を開催。そして、僕も登壇します。

地域多様性でいこう!と題し、『世代・地域を越えた地域づくりのための協力関係のつくり方』をテーマに、トークセッションを開催します。

地元の年配者たちは地域に若者がいないというし、地域の若者たちは仕事が忙しいし、地域の会議に出ても発言が反映されないという。地域では顔を合わせている。運動会や呑み会、お盆のお祭りだって世代を越えて盛り上がる。それでも自治など、地域の存続に関わるという大事な部分はタッチせず、お互いがすれ違ったまま今まで来てしまったような気がする。今はいいけど、このままずっと…ってわけにはいかないよね、きっと。

漠然とした不安のような、モヤモヤした空気感が漂っているようにも思える。

 

でも、その”空気感”は変えられていく、ということを、昭和40年頃の山村地域の若妻会の文集の中に綴られていた一節が教えてくれた。現代のおばあちゃん世代の方々が若妻だった頃の言葉。現代の地域活動と通じるものがあるのではないかと思いますので、一読してみてください。

 


衣食住は人間の本能である。誰しも美しいものを着て、うまいものを食べ、きれいな所に住みたいものである。農村に産まれ土に生きる私達は、現在農業において、一生涯の任務を果たそうとしている。自由を奪われ、農業と家事と育児に追いまわされて、一生を送る。そんな農業でいいのだろうか。人間として生きている以上は、誰しも楽しい人生を送りたいものです。
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私達が何かすれば、昔はこうして来たのだ、と決めつけ、昔のたどった道を私達にも歩ませようとしているのでしょうか?でも今は時代が変わってきています。この時代の流れの中に取り残されないように勉強し、努力して行きたいものです。
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私達若妻は、がっちりとした信念と、正しい判断力を擁しない。ただ働くだけでなく、現在の農業の機械化、それに経済や政治の事も暇を捉えて学び、このめまぐるしい社会について行けるだけの女として、若妻として生きて行きたいものです。若い私達が切り替えなければ、農村の新しい生活は生まれてこないのです。

―わかづま 第2号― 朝日村大網若妻会 昭和39年2月発行


 

この時代、農業は機械化が進み、車の普及も進んで、より合理的で身体的に楽な農業が実現し始めていた。しかし、農家の嫁には年間休日が4~5日しかなかったそう。さらに、その貴重な休日さえも、「他人が休まなければ休むことが出来ない」とか、休んだとしても、家の人に「○○さんは働いていたっけ。」と言われる窮屈な休日だったそうだ。だから、「せめて月に2日は休みが欲しい!」とか、「休むときは全員一斉に休もう!」みたいな声が紙面の節々に現れる。

現在では、農繁期の忙しさは変わらずとも、”年間休日が5日しかない”ということは、まずないだろう。また、休んだとしても、誰彼か小言を言われることも少ないだろう。核家族が進んだこと、農家が減ってきたこと、会社で働く人が増えたこと、いろんな要因があったと思う。しかし、そこには声を上げ、空気感を変えようとしてきた存在がいたことも忘れてはいけない。

 

地域の空気感の変化というのは、農村にとって全てが良い変化だけではなかったかもしれない。しかし現代の若者にとっては、かつてと比べてもかなり暮らしやすい環境になった。そして今後は、若者が積極的に地域に関わりたくなるように、地域の空気感というのは変えていくべきだと思う。先輩たちは地域の維持に必要な知識や技術、そして”地域で助け合う”という共同体の意識など。その地で生きるために大切なことを、共に活動する中で伝えていって欲しいと思う。

今回のトークセッションで登壇いただく3組の地域の方々も、地域の自治などの中心的な活動に向き合いながらも、空気感を少しずつ変えようと活動に取り組んでいる人たちだ。
現在の結果に結びつくまでのプロセスや、その中でどのように地域と折り合いをつけてきたのか、などを深く深く聞いてみる。

地元の人や役員さん、コミセン事務局、移住者、地域おこし協力隊、地域と関わりを深く持つ方々に、ぜひ来てほしい。
これからの地域運営はどんな形がいいのか。どうしたら楽しめるのか。地域として失ってはいけないものはなんなのか。そんなヒントを拾えるんじゃないかと、思っている。

イベント概要、申込について

日時:3月21日(木・祝)
13:00-17:00(12:30受付開始)場所:鶴岡市先端研究産業支援センター
レクチャーホール
(鶴岡市覚岸寺字水上246-2)参加費:無料申し込み方法:下記のいずれかでお願いします。◎専用フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1AQ0nRQqgpv3lLTvD7Arxr-g4CjnQm62NI3H0ldS4QMs/viewform◎メール
yshonairenkei@pref.yamagata.jp
※タイトルを「地域未来フォーラム申し込み」とし
市町村・お名前・所属・電話番号・期待すること
をご記入の上、送信ください。

◎FAX
0235-66-2835
(庄内総合支庁総務課連携支援室 担当青木)

◎電話
0235-66-5446
(庄内総合支庁総務課連携支援室 担当青木)

内容:立場の異なる活動者2名による
トークセッション
【60分×3事例】

① 世代を越えて共働する地域「鶴岡市 大鳥」
・工藤 悦夫 氏 <元自治会長76歳>
・田口 比呂貴 氏 <元地域おこし協力隊32歳>

② 若者が躍進する島「合同会社とびしま」
・渡部 陽子 氏 <Uターン>
・松本 友哉 氏 <Iターン>

③ よそ者のアイディアでナリワイづくり
「朝日東部地区自治振興会」
・渡部 政治 氏 <事務局長>
・渡部 恵美 氏 <ローカルコーディネーター>

(※登壇順ではありません。)

ファシリテーター:リードクライム㈱ 西 直人 氏
<プロフィール>
2006年リードクライム株式会社を起業。主たる業務は、まちづくり・観光・環境教育に関するコンサルティング、計画作成、ワークショップデザイン、ファシリテーション、技術者・指導者の養成など。杏林大学観光交流文化学科「イベント・コンベンション論」「ファシリテーション論」講師。2016年、鶴岡に移住し、仕事場を庄内と東京のダブルローカルにして3年目。

こんな方にぜひ!
地域組織役員・事務局、地域づくりに関心のある若者、 地域おこし協力隊、行政地域づくり担当職員、ご興味のある方どなたでも!

お問合せ:
⼭形県庄内総合⽀庁総務課連携⽀援室(担当 ⻘⽊)
TEL 0235-66-5446 Fax 0235-66-2835
Mail aokikei@pref.yamagata.jp

Sukedachi Creative 庄内(代表 ⽥⼝)
TEL 090-7757-7491
Mail tagu_h1114_18@yahoo.co.jp

主催:山形県 後援:鶴岡市
企画・運営:Sukedachi Creative 庄内

※Sukedachi Creative 庄内
(スケダチクリエイティブショウナイ)とは、地域おこし協力隊OB/OG、青年海外協力隊OGなど、現在進行形で庄内の各地に暮らす人たちによる団体です。

イベントチラシ

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