ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

【イベントレポート】『魚のつかみ取り大会in大鳥』が開催できて、本当によかったと思う。

2015/08/18

ども、田口(@tagu_h1114_18)です。

先日、【イベント告知 8/16(日)】清流でチャプチャプ。つかんでドキドキ。魚のつかみ取り大会in大鳥|ひろろーぐという記事を書きましたが、"まさかの"盛況でイベントが終了しました。

 

今回はそのイベントの様子をお届けしていきます。

イベントの様子

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魚つかみに夢中になる子供たち。

「とったー!!!」嬉しそうに魚を見せてくれる子供の姿。ちっちゃな子供に親がついて、つかみ取りをする姿。子供たちだけでチームを組んで魚を掴む姿。夢中で写真を撮るお父さん。「あそこにいるよ!ほらほらほら!!!」と、応援するお母さん。

魚をつかむのが上手な子も、中々つかめない子も、川の中でパチャパチャと水遊びを楽しんでいたようにみえました。

楽しもう!と思って楽しむ顔ではなくて、自然ににじみ出る微笑ましい顔。

見ていて、山や川には人を和やかにしてくれる力があるんじゃないかって思ってしまいます。

そして遠い空で、山の神も微笑んでくれていたんじゃないかなって…。

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魚焼き場で活躍する大鳥の若手。自然の家で指導員もしていて、魚焼きはお手の物♪

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ふと見せる顔も健やかな。スタッフが楽しんでいるのが見えると、自然と会場の雰囲気もなごみます。

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大鳥のクマちゃん(笑)がボランティアスタッフに魚のさばき方を熱烈指導中。

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タキタロウ館の館長さん。お母さんオーラが今日も全開でしたね♪

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午後からはストーンペインティング。川原で拾った石をつなげたり、絵を書いたりして、ちょっとアートな石創りをしました。

子供たち中心でやっていたのですが、お父さん・お母さんも一緒になって夢中で石に絵を書いている姿が印象的でした。

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ペンギンさんやウサギさん、車などなど。ステキな石ころが完成しましたー♪

夢中になって何度も川に石ころを拾いに向かう子供の姿、完成した時の「またやりたい!」という声が嬉しくてたまらないです。

 

川では川の遊び方がある。

川にあるものを手にって、触れてみて、くっつけてみたり、こすってみたり、割ってみたり…。ただの石だけど、見方を変えると無関心が遊びに変わる。

そんなことを、子供が背中で魅せてくれたよな気がします。

 

終わりに…

今回のイベントは、急遽決まったこともあって、告知が十分にできませんでした。

それでも、200人以上もの人達が集まってくれて本当に嬉しかったです。

イベントの裏方として支えてくれたスタッフの皆さんも、本当に感謝です。

 

高齢化という波は、地域の活力に直結してくるコト。

今まで15年もの間、続いてきた大鳥川フェスタも、今年の春に開かれた役員会で「今年度からは行わない」という結論に至った。

しかし、今回のイベントスタッフが別件で役場に行ったとき、「大鳥川フェスタはできなくても、せっかく今まで続けてきたんだし、魚のつかみ取りだけでもやれない?それに、『今年もつかみ取りやらないんですか?』って問合せもあるよ。」と役場の人に言われたらしい。

 

そんなことがあったことを、僕にすぐに伝えてくれた。

「今まで、タキタロウ館の運営面で役場の人たちにたくさんたくさんお世話になってきた。」

「過去に大鳥川フェスタにきた人が「今年もいきたい!」と問い合わせてくれた。」

こんなにもお世話になってきたのに、願われて何もしないではいられない…。と。

 

そんなキッカケから、魚つかみのイベントをやる構想が立ち上がった。

7月下旬に行われた役員会では魚のつかみ取りイベントを議題として出したが一掃された。フェスタを辞めたのは辞めたなりの理由がある。大鳥の事情も飲み込みつつ、それでも地元の若手中心で、「小規模でいいから、自分たちだけで、やれることをやろう。」となった。

 

清く美しいボランティア精神…というのとは言葉が違う。

せっかく今まで続けてきたんだし、形は変われどもう少し頑張ってみよう。来てくれた子供に喜んでもらいたい…。そんな気持ちだったんじゃないかと思う。

 

大事なコトは続けていくコト…。

傍から見れば、一度のイベントがたまたま盛況だったに過ぎない。

 

けれど、想いから生まれた事業であれば、これからも人と人との間に想いが生まれ、この先にも連鎖していくんじゃないか…。

そう思いたい。

 

せば、またの。

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