ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

イベントに参加しすぎて絶賛、消化不良中!過剰なインプットで自分を見失いかけています。

2015/01/29

「冬は雪下ろしが大変だけど、それ以外はあまりやることがないからゆっくりしているよ。」と昨年の5月に言われたことを撤回して頂きたいくらい日々の生活が慌ただしくあります。

 

会議に出席したり、除雪を手伝ったりとかも勿論あるのですが、ここ最近は地域やの冬祭り、外部のワークショップ、パネルディスカッション、講話などにやたらとイベントが盛りだくさんで、正直、お腹いっぱい。

 

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一つ一つのイベントに非常に学びがあるのですが「イベントに参加しすぎるのもどうなの?」と思う節があったので、過去の経験も踏まえて今回はその辺をぶちまけたい。

交流を目的としたイベントなのに、繋がりは生まれない?!

お酒や食事を挟んで異業種の人や、面白い人と交流しよう!みたいなイベントが特に都市部では乱立しています。

僕が社会人一年目の時は、やたらと異業種交流会や名刺交換会、セミナーや飲み会など様々なイベントに誘われるがまま参加しまくっていました。単純に、企業の中の人だけではなく、外の人とも色々とお話を聞きたかった、知り合いになりたかったという興味本位。でも、沢山のイベントに参加することで得たものは、名前を見ても誰だかわからない人がケータイの電話帳に残っているだけでした。所詮は薄っぺらの繋がりでした。

また、「100人飲み会!」のような一見面白そうな企画もあるのですが、100人いても2・3時間でしっかりと交流できるのは10人がいいとこ。わざわざ100人もいるところに飛び込む必要生を感じません。参加者も周りに人が沢山いるせいか気が散りやすく、ゆっくり話したいのにどこかに行ってしまったりと、こっちまで落ち着かなくなります。

多くの人に出会いたい、多様な価値観に触れたいから、多くの人にまとめて出会えるイベントが手っ取り早いと思って参加しても、目の前にいる人に割ける時間は少なく、お互いのことをよく知らないので次に発展する出会いは非常に少ない。目の前の寂しさは埋めてくれますが、家に帰ると心と懐にどうしようもない虚しさを感じます。

補足ですが、僕の経験上、よくわからない人・自分の肌に合わない人が主催しているイベントの多くは空振りになると思っていいです。余分に高い参加費を主催者に搾取されるだけ。あと、異業種交流会や名刺交換会などでは保険やコンサル、ネットワークビジネスの方々が営業で参加している人がいることを忘れてはいけません。

 

関心あるテーマの講話・セミナー・シンポジウムではあるが、参加しすぎるのはNG

仕事柄というのもあるのですが、地域づくり、ナリワイ作り、未来の働き方などに興味があって、講話やセミナー、シンポジウムなど様々なイベントに参加してきました。

先日はナリワイを作るの著者、伊藤洋志さんの講話を伺ってきて、伊藤さんの世間を広くみる思慮深さやナリワイ作りの方法論などを学ぶことができ、非常に有意義な時間でした。

 

ただ、いくら関心のあるテーマだとしても、一時期に集中的に参加しすぎるのは消化不良を起こすだけ。いいお話を聞いて色々ノートにメモをとっても、結局見ないまま次のインプットが始まってしまうと、前に聞いた話の印象は薄れていって、ついには忘れてしまいます。

結局行っても行かなくても同じになってしまうので、個人的には多くても週1回の参加が限度かと思います。

 

具体的なテーマのワークショップは◎

即自分に生かせそうなテーマでワークショップが開催されることがあります。

元々このひろろーぐはアメブロでスタートしたのですが、カスタマイズ性や拡張機能・アクセス解析などに物足りなさを感じていました。その頃にタイミングよく、Word Press立ち上げワークショップが開かれたことがキッカケでこのブログが始めるられたという経緯があります。

ロケットストーブを作るワークショップや、お箸を作るワークショップなど、自分が手に入れるゴールが明確に見えているワークショップであれば、興味の有り無しで判断できるので非常に参加しやすいですよね。

 

ただし、みんなで一つのテーマについて考え、まとめ、発表する形のワークショップには注意が必要です。

いろんな地域から多様な人を集め、KP法(ポストイットでペタペタするやつ。)とかを使って「地域づくりに有効な支援の方法とは何か?」みたいなテーマでワークショップをするとします。その場では多様な意見が出て、思考が拡散して面白いのですが、家に持ち帰って自分ごととして、地域でも生かせるかというのを考え、実線することはかなり稀。

誰かと一緒に同じテーマに取り組むというのは話をするキッカケにもなりやすいので個人的にワークショップ形式は好きなのですが、「ワークショップだから良い!」という訳ではありません。ワークショップは「終了後に即自分で試したい!」と思うテーマや、スキルが身につく、形として残るようなテーマを中心に参加するのが良いんじゃないかなと思います。

 

総じてイベントは疲れます…

「イベント」と聞くと、意識しないまでも潜在的に『非日常』というイメージを自分の中で勝手に作り出してしまいます。

普段行かない場所で、普段合わない人に会い、普段話題にならない話を聞く。普段食べない食事や飲み物、普段使わない筋肉を使う…など、全てが日々生活している中では起こりえないことです。(参加者は逆にそこを望んでいないのですが…)

意図的であれど非日常空間なので、自分の脳みそを刺激してくれて「意外に楽しい!」とか、「こういうのも悪くないね!」みたいな新たな感情を引き出してくれる同時に、不慣れな環境で疲れてしまう。

疲れている状態でアウトプットもしないまま次の新しいイベントに参加することほど、効率の悪いことはありません。いくら魅力的に見えるチラシやイベント案内だったとしても、一呼吸おいてから参加するか否かを決めても遅くないんじゃないかと思います。

 

終わりに…

2月下旬~3月上旬までで偶然が重なったのもありますが、自分の関心のあるテーマのイベントに参加して学びを深めたりとか、こういう人に出会いたいからというような参加の仕方は非情に大切だと思うのですが、一時に集中的に参加するのはいかがなものかな~と思いました。

 

自分がやりたいことの延長線上にイベントがあるはずなのに、目先に面白そうなイベントが飛び込んでくることで優先順位が突如変わったりします。色々参加してみた結果、消化不良に陥り、自分が何をやりたいのかがわからなくなってきてしまいました。

イベントに参加しすぎると、一つ一つのイベントの内容は濃いはずなのに、参加するごとに疲れ、自分が消化できないまま新たなイベントに参加して更に疲れるなんてサイクルでは良いアウトプットができるはずもありませんよね。

自分の時間は誰にも奪う事ができないので、自分の時間を守るためにもしっかりとタイムマネージメントをしていかないといけないなぁ~と、改めて痛感しました。

今回沢山のイベントに参加して学んだことは出来るだけアウトプットできるようにしながら自分のやるべきことに向けていきたいなと思います。

 

ではでは、今回はこのへんで~。

-セルフマネージメント
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