2025年の振り返り
2026/01/01
ども、田口(@tagu_h1114_18)です。
今年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
今年もまた、どうも雪が降らなくて、雪不足な年になりそうです。雪が少ないと除雪や屋根の雪下ろしが少ない反面、猟をするのにあんまり良い環境ではなくなります。猪やウサギ、ヤマドリの足跡を追跡することが困難になり、春熊猟では雪が少ないために山道が歩きづらかったり、柴が多く立ち上がっていて見通しがきかなかったり。ここ5年くらい傾向では、大鳥でも80㎝や1ⅿ程度しか積もらない年があったりして。40年前にもそんな年が一回だけあったけれど、近年は頻発しています。大鳥に移住して数年が経った頃に、屋根の雪下ろしはドンドン少なくなっていくんだろうなーと思いました。落雪式の屋根が増えるのと、高齢の方が住む家々がなくなっていくこと。その両方は現在進行形なのですが、別の形で少なくなるとは思ってもいなかった。雪の降り方が不安定になることを前提に、冬の生活や仕事を組み立てたほうがいいのかもしれません。
今年は、秋から地域の猟友会の方々を中心に聞き書きを行っています。
昨今は熊の街への大量出没が話題ですが、少なくとも半世紀ぐらいスパンで山と野生動物と人との関わりを見ていくことが必要だと思います。僕の住む地域周辺では20年以上前から熊が山でよく見られるようになっていたり、世代交代とライフル銃の普及によって巻狩りの方法に変化が現れて、捕獲率が上がったりしています。2010年代後半からは熊が集落の中に出るようになり、ブナの凶作に合わせて集落内の栗やクルミがやられるようになりました。増えたのは熊だけではありません。ハクビシンもキツネも増えています。反面、ウサギは減り、カモは着き場が変わったのか冬場は飛来がかなり少なくなりました。人口が少なくなり、山に入る人も少なくなる中、どうやって山と付き合っていけばいいのか、先輩たちお話を聞きながら沢山考えさせられました。2026年3月頃には大鳥てんごにて聞き書きをお披露目できるかと思いますのでお楽しみに。
それと、ボチボチ今まで大鳥で調査してきたことをまとめてみようと思ってきました。調査を始めて10年以上が経ちましたが、聞き書きをした内容も膨大、文献調査したものも膨大、山もそれなりに歩いたし、生活文化も記録してきました。日々刻々と無くなっていく山の生活と文化を記録として残しておくことが、大鳥に暮らす僕に出来ることだろうと思って続けてきました。まだ調査し足りないこともあるので、すぐに本を出すとはなりませんが、天災などでデータがいつ消失するかもわからないので、そうなる前にまとめたいと思っています。これが終わったら、大鳥でまた別のことをやりたい。
今年の集落夏まつりの写真。こういう写真が本当に撮れなくなってきた。雰囲気がよかったのであえて白黒に。
せば、またの。
