ひろろーぐ

小さな山村で暮らしながら、地域社会、民俗、狩猟、採集について考察・再定義するブログ

【カンタンDIY】木製スプーンの作り方。~その辺に落ちてる木をナイフで削り、彫刻刀で掘ってスプーンを作る~

ども、田口(@tagu_h1114_18)です。

たまーに、無性に木工がやりたくなります。身の回りのモノを、自分で作れると、かなり楽しいんですよねー。

 

ということで今回は、山で小さい杉材を拾ったので、木製スプーンを手作りしました。

木製スプーンを前々から作ってみたかったんです。なんかオシャレじゃないですか、スプーンって。

自分が作った木のスプーンで、木の器に入ったスープを、森の中で飲みたい…。

 

なんてことを想像して少しニヤニヤしつつ、作り方をご紹介していきますー。

 

用意する材料・道具

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左から順に

  • ナタ(剣ナタ):杉を割るのに使います。両刃なので、偏り無く割れる…はず。
  • ナイフ:今回の道具の主役。僕のナイフはBUCKの192バンガードというアメリカ製ナイフ。まず見た目がカッコいい。それに1万円とお手頃価格だけどまぁまぁ切れる。420HCという鋼材で、鋼材としては可もなく不可もなくって感じの鋼材らしい。余談だけど、ちゃんと手入れしてあげないと切れなくなるので、砥石は勿論、皮砥もあったほうがよいと思う。
  • ナタ(片刃)・のこぎり:杉を割るのに使います。序盤で活躍。
  • 杉の木(何の木でもいいです。カシでもクリでもクルミでも…)
    ※乾燥しているほうがいいけど、乾燥してなくても問題ないです。
    ※この杉の木は、底面の円の半径4センチくらい、高さ20cmくらいの円錐型。山で拾いました。

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  • 彫刻刀:ゴム版画とかを作る普通の彫刻刀でOKです。
  • マジックペン:マッキー

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  • サンドペーパー:100番台(荒め)と、400番台くらいがあればOK

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  • オリーブオイル:艶だし用。
  • 布の切れ端:いらないTシャツを切りました。
  • ゴム手袋(厚めがおススメ):常にゴム手袋を装着して作業しましょう。これが無いと手を切ります。

作り方

杉の木を角材にする。

円錐形の杉材を角材にするために、ノコギリとナタを使って丸みを切り落とします。

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木目に沿ってノコギリで軽く切れ目を入れる。

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切れ目にナタを入れ、

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コンクリートの地面などでコンコンと叩き、材料を木目に沿って割る。

同じ要領で4辺丸みをとります。

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二辺ができた。

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角材の完成。機械を使っていないので全然キレイじゃないけど、スプーンを作るにはこれで十分。

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角材が厚かったので、更に半分に割りました。これでスプーンは2つ作れます。

 

スプーンの型を書き、ナイフ・彫刻刀で削る。

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絵がヘタクソですが、マジックを使ってこんな感じでスプーンの型を書きます。

写真 2015-10-29 14 39 58描いたスプーンの型に近づくよう、杉材をナイフを削っていきます。

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ひたすら削ります。ブッシュクラフトが得意な人は、早いかもしれないですね。

※手を切らないように、本当に気を付けてください。

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これで半分。

ナイフは少しずつしか削れないので、少し削り過ぎても修正できます。

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とりあえず、型はなんとなくできた。

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次はスプーンのくぼみの部分を作るため、彫刻刀で掘っていきます。

納得いく形になるまで掘り続けます。

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こんな感じになりました。ナイフでスプーンの形を作るのと、彫刻刀でくぼみを掘るので、4時間くらい費やしました。

 

サンドペーパーとオリーブオイルで仕上げ

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次は、サンドペーパーを使って磨いていきます。僕はまず80番の荒目のサンドペーパーを使いました。

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100番前後でまずは荒削りをし、仕上げに400番前後を使えばいいかと思います。


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こんな感じに研磨できました。

 

最後に、オリーブオイルを塗り込みます。

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使ったのはイオンのエクストラバージンオリーブオイル。あと、いらなくなったTシャツの切れ端。

オリーブオイルを塗ると、木に艶が出ます。

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スプーンのくぼみの部分オリーブオイルを垂らします。

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こんな感じ。

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くぼみのオリーブオイルを布に染み込ませ、スプーン全体に塗り込み、

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最後に乾燥。1日くらい放置しておけば大丈夫。

 

木製スプーンが完成したよー!

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こんな感じのスプーンになりました。

オシャレなお店に売っているスプーンとは程遠い出来栄えだけど、手作りできたことが嬉しいし、初めてにしては、満足な仕上がりでした♪

※スプーンの柄の部分にスペースの余裕があれば、電熱ペンやハンダゴテでマークか何かを書いてみるのもステキですね。

 

作る時のアドバイス:自分が満足する形になるまで掘ろう、削ろう。

ナイフで削る作業、彫刻刀で掘る作業が想像以上に時間が掛かり、腕がつかれてしまい、「こんなもんでいいかぁ…」と思って手を止めたことが何度もありました。

けどその度に、たとえ自分が使う物であっても、手を抜いて作ったら"多分使わなくなっちゃうな"と思いました。

 

以前、クロモジという木の枝を使って、ナイフで削っただけの箸を作ったんです。で、それが自宅にあるのですが、全く使ってないんです。箸としては全然使えるのですが、食事の時にいつも手が伸びる箸は100均で買ったどうでもいい箸なんです。

自分が一所懸命にナイフで削って作った箸に、一時は愛着を感じるのですが、結局は見た目や使いやすさが大事なんだと思う。

 

これはスプーン作りにおいても同じなのかな…と。

たとえ素材が良かろうが、自分の手づくりであろうと、見た目や使いやすさが、自分が気に入るレベルじゃなければ結局使わなくなってしまうと思うんです。

 

だから、自分が納得いく形になるまでナイフで削り、彫刻刀で掘ったほうが良い。

 

そうすればきっと、目に入った時にパッと手が伸びるスプーンになると思います!

せっかく作るんだから、時間をかけて、いいものを作っていきましょう♪

 

せば、またの。

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