高級爪楊枝やかんじきでお馴染み、クロモジ(黒文字)を使って香水作りに挑戦!けど、普通に失敗した。
2015/01/29
香水など僕にはご縁がない話でしたが、ある方から高級な爪楊枝やかんじきの材料として使われるクロモジという植物で香水が作れることを教えて頂きました。
「香水が作れるとなると、女の子が声を掛けてくれるかもしれない…」
「香水が作れるとなると、良いお金が入ってくるかもしれない…」
そんな劇的に甘い考えと、単純に作れたら面白いな~と思って、作り方をネットで色々調べていたらなんだか自分にもできそうな気がしてきました。
Google先生でこの写真を見て、『俺にもデキル…』と思った愚かな僕。笑
クロモジは近所の山に山ほど自生していたので採集し、早速香水作りに挑戦してみました。
必要なもの
・クロモジ 適量
・水
使った道具
・ロケットストーブ ※作り方はこちらから。
・薪
・新聞
・ライター
・鍋(蓋付き)
・バケツ(クロモジを洗うため)
・雪(氷でも代用可)
・ナタ(クロモジの切断、薪割り)
・1.5Lのペットボトル容器
・カッター(ペットボトルを切る)
クロモジ香水の作り方
1. クロモジを切る
採ってきたクロモジを鍋に入る大きさにナタで切る。
2.クロモジを洗う
近所の川で洗ってきました
3.鍋にクロモジ・水を入れ、真ん中にペットボトルを配置
1.5Lのペットボトルの底をカッターで切り、写真のように真ん中に設置。
4.鍋の蓋を上下逆さまに落とす
鍋蓋はこんな感じで逆さまに落とす。
4.隙間が出ないようにガムテープで鍋蓋と鍋を固定
布ガムテで縁をペタペタし、水蒸気が逃げないようにします。
5.ロケストに火をつける。
新聞紙にライターで火をつけ、薪をくべて火起こし。約2時間、鍋に火にかけました。
※ロケストは燃焼効率がよく、薪がスグになくなっていくので、火がついている間にナタで薪割りもしておきます。
※写真を撮り忘れてしまいましたが、逆さまになった鍋蓋の上に雪を乗せないといけません。水蒸気となり鍋蓋に付いた水滴を冷却させることが必要らしい。
6.火を見守りながら別の仕事をする。
ロケストにちょこちょこと薪をくべながら、この日は天気が良かったので小型の太陽光発電装置で充電した電力を使い、ノートPCを充電しつつ資料作り。
アナログとデジタルの融合がなんとも言えず贅沢。
出来上がったクロモジの香水?
クロモジの香りが微かにする水が採れました。
香水には程遠い。
そういえば「香水が作れるよ!」と教えてくれた人は林業の方で、植物や木々にはプロの人だったな。さすがプロ。
素人に一回目から成功させてくれません。
ダメだったと思うところ
- クロモジの量が少ない
- 蓋の上に乗せていた雪が溶けてきた時に、鍋と蓋の隙間から雪解け水が侵入してしまっていた。
- 水の量が多かった。クロモジの葉を蒸すような構造の鍋に変更すべき
- 鍋の蓋の構造がイケてない。水滴が滴り落ちやすい構造の蓋にすべき。
- ロケストの火力が弱い
思い当たるのは上記くらいなのですが…何せクロモジ香水を作る方法の詳しい情報が無くて…
もし作り方をご存知な方がいたら教えてください。スゴク助かります。
終わりに…
今回は取り敢えず持ち合わせの道具でやってみようということで試しにやってみたのですが、見事に失敗。
反省点は色々あるけど、このスピード感ある失敗は個人的に結構好きなのです。笑
小さく失敗して小さく修正。
本格的に作るつもりならば本格的な道具を揃えなければいけないけど、取り敢えず作ってみたいレベルなら持ち合わせや借り物でOKだと思う。
ということで、次回もできるだけお金をかけず、第二回香水作りにチャレンジしていきます。
第二回もレポートしますね。